1969年5月16日の読売夕刊で
「超高層のあけぼの」という東映の180分もある作品の広告が出ているのだが驚くのはさらに同時上映(短編)
「ニホンザル その群れと生活」というものまでついてくる部分である。
一番上の段の東映は1本立て、そのほかは都心も地方も関係なく2本立てだ。
4時間以上は劇場にいなくてはね、これでも土日は混雑するのでなるべく平日に見ろ
と左上に書いてある。
まー右の丸の内ピカデリーの「人間の条件」第一部~完結編まで9時間31分一挙上映には負けるけど。(オールナイトのみみんなきつくなったら寝てくれってことだよね)
こりゃあ映写技師もかけるフィルムをまちがえたら大変だ。一般700円と当時の通常料金で見れたんだな。でも9時間半じゃきついなあ。22時半開始で翌朝8時に金子信雄が仲代達矢に鎖で殴り殺されるシーンである。普通の人間は起きていられなさそうだ。土曜だって昼12時くらいまで仕事していたわけだもの
超高層のあけぼの、この作品はソフト化されていないっぽくもちろん見たことがないのだが
なんでも霞が関ビル(こんなところにはおいらはめったにいかんので)ができるまでを描いた映画なんだそうな。