初日に行ったという千葉のSF映画マニアの強い勧めで自分も見に来た。
米国映画「ソイレントグリーン」(1971)の焼き直しかと思いきやそうではないとの事。
11時の回は完売で14時50分の回は6席開いていたのでこれで行く。
舞台挨拶の映像を見るのかと思っていくと本物の舞台挨拶だった。
 
10時半~シネスイッチ銀座→新宿ピカデリーに移動して11時の回を終わってから倍賞千恵子、監督、フィリピン人女優、準主役の男性俳優(もうとても名前を覚えられず)が登壇した。そのあとで14時50分の回の上映前に再度登壇したっぽい。
 
新宿ピカデリー①はこのシネコンの中では最大で580席で満席であったものの舞台挨拶が終わってから40人ほどが退席。(報道関係者なのだろう)
おいらが座った席のとなり4人はフィリピン人女優の知り合いだったらしく
終わってからピカデリーの外でその女優さんとおいらの隣にいた人たち(外国人)が談笑していた。
 

 
 いまシネコンで580席はあまりないもんね

監督の素性がいまいちわからない。
アメリカのカレッジを出ているという事だが‥‥
なんとも地味な方という印象だ。
 
映画自体は確かにそこそこ面白かった。
倍賞千恵子のセリフがリアルでびっくり。
75歳になったら自分で死ぬことを合法的に選べるという新しい法律がある事件をきっかけに可決されたという設定だった。不自然な部分もあるが(ホテルの掃除とベッドメイクを1人が急死した事故で高齢者全員解雇とかってまーありえない話だとはおもったなあ。生活できなくなっちゃうもの)あと倍賞さんが78歳の設定で(実際には81歳=昔の霧の旗=白黒版=のときや寅さんの1作目などのときはなんとも美しい女優さんだったが今はおばあちゃんという感じになったなあ)ボーリングブームを経験している世代なのにボーリングのボールの持ち方がわからないというのはなんともおかしな話である。
 
景色が小田原と似ているなあと思ったらやっぱり小田原でも撮影していた。
(パンフの表紙もそう)

倍賞千恵子の仕事仲間役だった大方さん、昔今井絵理子のドラマLIVEで今井絵理子のおばあさん役ででてたが。リメンバーミーの日本語吹き替えでおばあさんの声をやって歌も歌っていたと(歌手もやってるようだ)
 
京急バスが出たりしてたから横浜とかその辺で撮っていたのかも2022年1月まで撮影していたというからまだできたてほやほやだ。
 
なんとも悲しい映画だがここまで世間は老人を見放すだろうか?
プラン75は死んだあと(合法的自死というか自死は罪ではないが)合同火葬→
合同埋葬だと完全無料で一律10万円も生前もらえるという設定で、老人は早く死んでくれた方が市は医療費や税金を無駄に使わなくて済むという設定だったがそこまでにはならん気がしたな。
 
放っておいても死ぬだろうと思うのだが。