1978年1月27日金 毎日夕刊

毎日新聞は広告の上の部分に横書きで毎週金曜にこのように帯状に「東宝」だけの演劇、映画(直営館の広告が基本)でスペースをおさえていた。

 

下の部分は自由でこのように松竹洋画系の広告もあったのだ。

「黄金のランデブー」というのは日本ヘラルド映画が輸入していた超大作という怪しい映画でおそらく南アフリカとかそっちら系の映画であって、定かではないが正月映画第2弾で横須賀東映パラスでも1本立て公開だったような気がする。内容はまったく覚えていない。

ポスターが通常のB2サイズのは 売っておらずA1のだけだったとおもう。(大きいので最初から折ってあって300円だった)このころはとにかくこのリチャードハリスやデビッドジャンセンの出る映画が多数公開されていたのだ。

たまたまだが丁度有楽座でもリチャードハリス主演のお正月映画オルカをやってる。どちらを先に撮ったのか不明だがヘラルドがオルカ人気に便乗するのだ❗と公開したのが目に見えるなあ。

 

あんま話題にならずに終わった記憶あり。

「大脱走」にでていたゴードン・ジャクソンも出ているんだ。

 

その右隣の「愛のメモリー」もまた同じ。

(これは東宝洋画系)

監督はブライアンデパルマ 音楽はバーナードハーマン。サイコや悪魔のシスター(これサイコー)

タクシードライバーなど全部彼の作品

 

ジョイパックフィルム配給(現在のヒューマックス)で当時はややエロい作品ばかりを配給していた。

愛の目盛りは忘れもしないが横須賀劇場で松竹洋画系の「マイウエイ2」=南アフリカ映画=黒人は出ない=とこの東宝洋画系の「愛のメモリー」の2本立てで見たもののマイウエイ2のほうがショッキングなシーンも登場し印象が強かったが実際には「愛のメモリー」のほうがずっと名作である。とにかくジュヌビエーブ・びゅじょるどという女優さんは「大地震」でもそうだが美しくこの人を見るだけでもよかったなあ。