●今朝の新宿はウォーキングには悪くなかった。

もう結構汗ばむなあ。



●コレクションというのは大げさだけど、

自分の持っている「太平洋の地獄」グッズ

の写真です。


まず劇場用ポスター。

これは1980年代だったらまだけっこうあったのだが、最近は

トンと見なくなった。70mmの文字があるものとないもの(これ)

がたしかあったかと思う。


なかなかいいデザインじゃないか。


地方劇場ではマキシミリアン・シェルの「ジャワの東」と2本立てだったところが多かったらしい。(2本とも松竹洋画系の公開で、ジャワはシネラマを売りにしていたからおそらく銀座では松竹セントラル=昔はシネラマ方式だったらしい=でやったんだろう。)





よめるかどうかですが、


ポスターには

激突する日米「海軍」将校と書いてあるが、

三船は海軍・・・・鶴彦~と叫ぶから海軍だとおもう(しかも

帽子にイカリのマークもある)けど、自分はマービンは飛行機に

乗って不時着した「海兵隊のパイロット?」かと思っているんだが

どうなんだろう。(空軍将校と書いてあるものもある)

陸軍とは認識票の形が丸くて違うように見えるが、海兵隊の

認識票がどんなのかはしらないので・・・。


海軍のパイロットって可能性もあるけれど。

お話の中には一切出てこない。


そもそもペリリュー島で日本軍と戦っていたのは

アメリカ海兵隊ではないだろうか?海軍の兵隊もいたとは思うんだが。



あと腰に付けてるナイフとか、水筒や拳銃のマガジンケースをピストルベルトにつけていて、

それが、海軍ぽっくないな~なんて、

(しかもマービンは大戦中は元海兵隊員だったわけだから。でも、三船は陸軍軍人だったからなあ、やっぱそれは関係ないかなあ・・・。)



●パンフは3冊持っていて、これだけはネーム入り。

PICCADILLY とだけ書いてあるからおそらくはメイン劇場の

丸の内ピカデリーのものだと思われるが、違うかも。(梅田とかね)


パンフは3冊とも70mmのマークは印刷されているから、70mmじゃなくても

このパンフしかなかったんだろう。



TV放送ではマービンのセリフだけ、手書きの字幕スーパーが画面の下にでる。

コンバットなんかでもそうだが、昔はTVで字幕が必要な時は画面の下に出たんだが、実際の

劇場では右端(35mm)だった。70mmは下に出た。




「バリーリンドン」の新宿ピカデリーのネーム入りと

比較しても文字が違うから新宿ではないだろう。




●1968年の新聞記事のコピー。

細かいことがいっぱい書かれている。

撮影期間は4か月。台湾籍の船のなかで

生活しながら撮影していたと。


自分が興味深かったシーンは三船がマービンの

ナイフを石で研いであげて、柄の方を向けて渡すシーン。


砥石で刃物を研ぐという行為は西洋ではあんまり一般的では

ないらしい。ハワイでも日本の砥石は買えるらしいけど、それは日本人

用なのかも。

だからあのシーンは必要だったのかな??



あとマービンが島に乗ってきた脱出用救命ボート(黄色いビニールの)

のことをラフト(いかだ)と呼んでいたが、いかだとはこの映画の後半で出てくる

ような木製のものがいかだ=ラフト=であって、ゴムのボートはボートじゃないかと思ったんだが、

昔の人はラフトと言ったのかと。???




●ジャワの東は配給会社も一緒で同時に宣伝されている

大作なんだけどDVDも出ておらず、いまだ観たことがない。


ちなみにパンフはこういう感じでタイトルそのものがシネラマの

デザインに合わせている程、シネラマ上映が売りの作品だったようだが、シネラマ

方式ではない上映館の方がずっと多かったと思うから・・・。