シネマート新宿1でリバイバル公開中
シネマスコープ作品である。
こういう作品はやはり劇場スクリーンでなければ本領は発揮できない。
自分は初スクリーン鑑賞であったが1980年代には五反田東映シネマや浅草東京クラブなどの3本立てでかかっていたこともあったなあ。
やっぱり健さんはかっこいいのう。
ジェームス繁田の息子スパイダー役は宍戸錠の弟のごうえいじがやっている。
本作品はこのように東映映画の俳優がいろいろ出ていて面白い。
ほかには冒頭から出ている待田京介もまたいいんだなあ。
本作品はワーナーのオープニングマークから、ストーリー展開までもが何となく
「燃えよドラゴン」に似ている。ブルースリーが黒のトレーナー上着を破られるシーンと同じく、
健さんが黒いトレーナーを破かれて脱ぐと全身にいれずみと背中には閻魔大王がなかなかいいね。
マー東洋人が武術の達人という点や武術の先生というのも同じである。
本作の健さんは剣道の先生である(しかし剣道で真剣は使わんがな)
本作の刀による対決シーンはその全てが屋内である。これがまたいいねえ。
「ミッドウェイ」にも花子というなまえででていたクリスティナ・コクボ(日系女優でなんと2007年に56歳で乳がんで死去していた。基本この2本の映画にしか出ていない)
非情に不自然ではあるが英語が流ちょうな役で出てくる。=岸恵子の娘役
拳銃や武器を多数集めている役のハーブ・エデルマンは松竹の寅さんにも1本出演しているが、米国では渥美清の吹き替え
版の声を担当していた人物である。

本作は日本での公開の方が製作国の米国よりも先で
日本は1974年12月28日公開のお正月映画で、
米国では1975年3月19日公開である。
撮影場所は大阪、京都と東京の歌舞伎町(新宿)が出てくる。
本作がロードショーされた新宿ミラノ座もちらっと映る。
本作の内容はかなり行っちゃっているのだが、まーハリウッドアクション大作として、ハリウッド製東映ヤクザ路線映画
とでもいうのだろうか。1974年の時代になかなか日本人を高い評価で扱ってくれている良い映画とも言える。

1974年公開時、地方では1975年に入ってからの公開で同じワーナーの「フリービーとビーン大乱戦」(アランアーキンとジェームスカーンの刑事もの)と2本立てだったっポイ。これがまた面白いからお得な2本立てである。

シネマート新宿1のロビー

中はこんな。昭和がそのまま残るとまではいえないが躯体はそのままの映画館である。