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図書館で新書でもないのに、ページを開けると、誰も読んだ形跡が見られないほど綺麗な状態の本が並んでいる。

「日本の原爆記録」

原爆という言葉には人を寄せつけない力があるらしい。



二十冊の全集から、福田須磨子さん(1922~1974年)の

『われなお生きてあり』(1968年)




1945年8月9日の朝、長崎

彼女は勤め先の学校を休もうとするが、母親に諭され渋々、学校へ行く。

学校内にいた彼女は、ほぼ無傷でたすかる。

山へ避難するなかで原爆によって《人間の姿を失った化け物の行列》を目にする。

家にいた親たちは焼け跡から白骨として見つかる。

預けていた財産は親戚に奪われる。




ボランティア看護婦、屋台の店番、闇ブローカー、飲み屋、工芸品作り、そして詩人と流転し、放射能による奇怪な病に冒されながらも、
「われなお生きてあり」と題されたように、もがき苦しむ不幸のどん底で、力強く生きるひとりの女性の矜持が凛として輝く。



ちなみにこの作品は優れた女流作家に贈られる田村俊子賞を受賞している。







 
TBS系終戦ドラマスペシャル「歸国(きこく)」


英霊たちの嘆きを通して、戦後日本のありかたを見つめ直す、劇作らしくメッセージ色の強いドラマでした。

なにげに『銀河鉄道の夜』と『ベルリン・天使の詩』を想起させましたが…。



ただ…(いがぐり坊主のズラは好演技を潰していた。あの不自然な髪型をさらすなら着帽でよかった。
北野たけしさんの年齢にかなり無理があるし、脚本とずれてた。)
はまずかった。


題材や演技は良かったと思います。




政治的な話に変わりますが、

「俺たち将兵が国に尽くして戦ったのに、国は英霊を奉る靖国を蔑ろにして、人々からも忘れ去られてしまっている」
という絶叫が


靖国神社の参拝をすっかり放棄した閣僚らの耳に少しは届いたでしょうか?

靖国を切り捨てるということは、ドラマのなかの言葉を借りれば、英霊たちへの「二度殺し」です。


「まつりごと」を治めると書いて政治でしょう?

なのに大切な国の行事を放棄してしまった。


これは古来からの精神や礼儀を重んじてきた文化や日本という国そのものを否定することになりませんか?




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目を閉じて黙祷






 


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絵 パウル クレー
(注:紹介する本とは関係ありません。個人的なイメージです)




謝罪外交に靖国神社不参拝…

もはや日本はアメリカだけに留まらず中国、韓国にまで平伏す国になってしまった?

今の政治家たちに特に読んで頂きたい一冊がこれ↓

『捏造された昭和史』

  著 : 黄 文雄





そしてこの本のテーマ、黄氏からのメッセージ

「昭和史を侵略で片づけるな~列強諸国の植民地主義が、地球のすみずみまで支配した過去の歴史を振り返れば、日本がどれほど熾烈な競争を生き抜いてきたか、わかるだろう。

黒船で開港し、維新を敢行、日清、日露と勝ち抜き、太平洋戦争で袋だたきにあい、原子爆弾ののちはソ連の対日宣戦布告である。

この日本の悪戦苦闘の歴史を、単に「進出」か「侵略」かの議論で片づけていいものか。

戦後日本を支配してきた歴史観には、歴史事実のつまみ食いで成り立つもの、歪曲や捏造まで加えられたものもある。

これを見直し、誤解された近現代史を矯正するのが拙著の目的である」


靖国参拝について…


「戦没者の霊を慰めるのは、各国の慣例である。
明治以来、幕府軍や反乱軍、さらに戦勝国から戦犯として処刑された霊まで合祀するこの靖国の精神は、日本人が誇るべき死者へのいたわりの精神であり、世界が学ぶべき文化の一つであると考える。

靖国神社を平和の象徴として各国の指導者が日本訪問のたびに詣でなければ、世界の平和はやって来ないと言って過言ではない。

国交がある以上、近隣諸国の国政や文化、教育を尊重するのは、現代国家として最も基本姿勢であり、常識であり、礼儀である。」


日本人ならば台湾生まれの黄先生に感謝せねばならないでしょう。



ありがとうございます。