9月の話になりますが、ガラパーティーでお着物を着る機会があったので、これを機会に、ちょっとしたお出かけにもお着物を着るセンスを磨きたいなと思って、白洲正子さんのこちらの本を読みました。

 

 

 

こちらの本は、お着物のhow to本ではもちろんなくて、白洲正子さんのお母様から継承した美意識だったり、染色作家さんとのやり取りだったり、紬の生まれた土地の歴史だったりを綴っているエッセイになるのですが、着物文化を継承するってこういうことなのだな、というのが肌でよく分かる本でした。

 

生地と対話し、職人と対話し、織物が生まれた土地や、着こなしの文化が生まれた土地と対話し、現代にどうつなぐか。

 

こういった視点は、お着物のみに限ることではないですが、この本にはそういったエッセンスが凝縮されていて、今後どのようにお着物を着こなしたいか考えるヒントを与えていただきました。