『 実在の動物や植物の名前;
例「虎・馬・牛・亀・鹿・・・」や
「桜・梅・桃・菊・杏・楓・栞・菜・梨・・・」などは人名に使用すると、
「運気が限定され、無限に伸びるものではない」ので、
”短命・苦労性”などになりやすく、使用しない方が良いです。

 

 

 

 

 

しかし、
「龍・鳳・凰・鵬・麗・駿・・・」や
「華・咲・穂・奈・樹・幹・秀・・・」抽象的・普遍的な字体、
又は実在しない想像上の動物・植物の字体であれば、
人名に使用しても良いのです。

この中で、
特に想像上の動物「龍」について、”古代中国史”や”風水理念”からも、
とても意義深い字体ですので、大いに”命名・改名”に使用されたら良いと思います。』

もともと「龍」という字体は、
今から約3100~3700年前、古代中国の「殷(商)」~「周」王朝の御世に、
想像上の動物として「甲骨文や青銅器の金文」に見られる漢字でした。

 

 

 

 

 

紀元前2世紀末の『淮南子(えなんじ)』という書物には、
「飛龍(ひりゅう)・応龍(おうりゅう)・蛟龍(こうりゅう)・先龍(せんりゅう)」がいて、
これらからそれぞれ「鳥類・獣類・魚類・甲殻類」が生まれたとあります。

ですから、龍はあらゆる動物の祖であり、この世の造物主たる神のような存在でした。

その万能の証しとして、龍の姿は実在のものではなく、
神秘的な想像上の動物として、万能を持つ特徴ある姿を古代人は描いたのです。

つまり「九似(きゅうじ)」といって、
九つの特徴を持った想像上の動物を創り上げたのです。
「角は鹿」、
「頭は駱駝(らくだ)」、
「目は鬼」、
「項(うなじ)は蛇」、
「腹は蜃(みずち)」、
「鱗(うろこ)は魚」、
「爪は鷹」、
「掌(たなごころ)は虎」、
「耳は牛」の九つの特徴をもつ動物です。

 

 

 

 

 

この異形を神聖なるものとして、
「龍は、あらゆる動物の頂点に君臨」し、最高の”瑞祥”のシンボルともなりました。
そして、秦の始皇帝ごろまでは、悠々と天空を駆けていた龍が、
唐の時代になり、この「龍」は皇帝の権力を身近に現すものとして、
「皇帝の衣服」のなかに閉じこめられてしまったのです。
この唐代の「皇帝の衣服」に採りいれ、龍は権力者としての「皇帝のシンボル」となりました。

そして一方、夏王朝の「後天八卦図(神亀の図)」から、
亀の”首”の位置がトップを表す「九(9)」であることから、
同じ龍でも「九似」の「九龍」を皇帝のデザインに採りいれたのです。
ですから、「九龍」と言えば「皇帝」の代名詞(「九天」又は「九重天」とも言う)になっています。

ところで、
この「龍」のデザイン、やがて重臣たちもマネし始めて、
皇帝の権威を維持するため、13~14世紀初頭には
「皇帝の龍」と区別するため、次の規制をしたのです。
①”小さな”龍の文様は良いが、衣服全体に及ぶ大きな龍は禁止。
②”五爪二角”(五本の爪と二本の角)の龍が、皇帝専用の文様。

そして、明代の中世にも、”五爪二角”の龍が「皇帝の服の文様」になりました。
一方、臣下たちは、皇帝の龍から”爪を一本減らした
”「四爪の龍の服」を皇帝から賜るようになります。四爪龍は蠎(もう)とも呼ばれました。

 

 

 

 

 

さて、皆さん、「龍」の絵画・置物を見たとき、
それが「皇帝用のデザインか?」「臣下(庶民)用のデザインか?」の区別は、
「龍の爪が五本なのか?」又は「四本なのか?」を確認すれば、すぐ判別できますよ。

でも、日本で作成された”龍”の絵画や置物は、「三本爪!」なのですよ。
これで、一応、中国製か日本製なのか?の区別ができます。
(この”一応”と言うのは、日本のデザインで中国で製作したものもありますので・・・)

ともかく、今日は「名づけの漢字」で、
男性名に使用する字体では「龍=16画」(「竜=10画」にしない)が、
最も意義深い字体のため、再度の投稿記事とさせて頂きました。
”16画”の「龍」には、特に意義深い理由が他にあるからです。

 

 

 

 

 

いいですか、
「6」という数・・・「相手の数次第」で”毒”にも”薬”にもなること忘れていませんね。
「16+"3"=19」
「16+"5"=21」
「16+"9"=25」
要するに、姓名の配列から「3・5・9」を「龍=16」に加えることがあれば、
結果として、「神亀の図」の”9・5・1”が新たに誕生するので、
「龍」を姓名に使用することは、それだけ運気向上のチャンスが増えるのですよ。
この説も、秘伝であり「天命数霊術」のオリジナルです。