どうも、香川県で居酒屋楽屋を経営している日下(くさか)と言います。先日このようなツイートをしました。

 


 



こういった問題提起をするような身分でないのは重々承知です。しかし、飲食店に従事する人間として、経営者という立場として皆さまに少しだけでも良いから考えてみてほしいと思い今回ブログにしてみました。

 


僕たち飲食業の仕事は分かりやすいんです。仕入れたものを調理して提供することで対価をいただく。有形のものに加工を加えて売るというビジネスモデルは一般化されたものであり、それに対して対価を払うことにほとんどの人が抵抗ありません。しかし、僕がtwitterで提議した代行業など、お客様に提供されるサービスで原価のかからない(かかると認知されていない)業種に対して、その辺りがは少し軽んじられているように思うのです。

 

 

 

・美容師に休みの日に無料でカットしてもらう

・デザイナー(印刷屋)にデザイン料を値切る

・プロの写真家にお祭りだからと無料で依頼する

 

 

カットもデザインも写真も一見原価はかかってないように見えます。しかし、少なからず素人にはわからない何かしらの費用は発生してるだろうし、時間という貴重な財産を奪っていると思うんです。何より、プロとして誇りを持ってされている方の技術に対しての対価なのです。ただお互いの関係性があり、プロ側からの提案があればありがたく受ければいいとも思います。そこは、お互いの信頼関係なんで他人がとやかく言うことじゃないですよね。

 

 

さて、話を戻して。前述したような原価のないサービス。僕たち飲食業に関わる人たちで言うとタクシー・代行業の方々がそれにあたります。楽屋のお客様の中にも代行やタクシーを長時間お待たせするお客様は少なからずいます。お会計や退店の準備など、迎えが来たからと行ってすぐ出てこられないのは業者さん側も分かっています。でも、厳しい言い方をすれば対価を払わずに時間を占有している状態なのです。待つ時間が長くなるとその後のお客様もお待たせする。限られた時間の中でで聞くだけたくさんの人たちを無事に送り届けようとしている方の時間を奪う行為に思えます。話し込んでて時間を忘れる(その際はお店からお声がけさせてもらってます)ならまだしも、代行は待たせても構わないと考えてる方もごく稀にお見かけした時はすごく悲しいですね。

 

 

それに、タクシー・代行を利用したい時間って大体被ります。飲み会の開始時間なんてだいたい一緒なんだから終わる時間も被るのが必然です。そのような状況でドタキャンするということは他の利用したかった人の時間を奪うということでもあります。



やむ得ないことはあると思います。でも、安易なキャンセルや長時間待たせるという様なことがない方が誰にとっても良いと思うのです。出来るだけお客様も安心して車を任せられるように、タクシー・代行業者の方々も快く仕事ができるようになる一助となれば幸いです。