どうも、香川県観音寺で居酒屋楽屋を経営している日下(くさか)と言います。今日は日曜で定休日なんで琴平方面に出かけようと思ってます。


先週のお休みには高松方面に出かけました。主な目的は塩江町「しおのえふじかわ牧場」さんとの商談。でも、せっかく時間をかけて高松方面までお上りさんするんで時間の許す限り動いてみようと思い、取引先でもある「ヒサモト酒店」さんに伺ってきました。

 

ヒサモトさんは実店舗も構えながら、業販をする会社です。実店舗も結構広くて、お酒のアテになるようなものやご家庭でも使える様々な地域のご当地調味料なんかもあるんで遊びに行くだけでも楽しいんですよ♪お近くに行く際はぜひ立ち寄ってみると良いと思いますよー。

 

https://www.facebook.com/sakehisamoto/

 

 

 

僕も先日伺った時は酒類10本近く、面白そうな調味料・缶詰なんかも複数個購入しました。その中にある2本の梅酒は四国の酒蔵なんです。

 

 

 

 

左が金陵(香川)、右が加儀屋(愛媛)です

 

 

 

 

 

 

楽屋はできるだけ生産者と直接繋がることで想いを知り、それを様々な形でお客様に届けたいと考えています。それでも全メニューがそうかと言われればそうではありません。そこで様々な卸業者の方のご協力をいただいて成り立っているのです。酒屋さんもその一つ。そういった業者の方から活きた情報を教えてもらったりもします。そこには、飲食店(客)と酒屋(業者)という縦割りではなく、お弱様のより良いひと時のを共に築き上げてくれる仲間・協力者という共通認識があると思っています。

 

 

業者さんには直接相談することもあります。今回のように実店舗を持たれている場合は直接伺うこともあります。店舗や畑、酒蔵などの現場に赴くことでしか感じられない空気感みたいなものがあります。同じ曲でもCDやスマホで聞くのとライブ会場で聞くのとでは感じ方が違いますよね。それと同じです。

 

 

で、梅酒と出会ったって話に戻るんですが。現在、グランドメニュー刷新をしています。新しく追加していく項目などは生産者とお話ししながらなんで、インスピレーションが働いてすごく楽しいんです。でも、不人気メニューの削除や方向性が定まっていないカテゴリーなんかを考える時は頭を悩まします。前述した梅酒のこともそうでした。

 

楽屋メニューのカテゴリーでは「果実酒」という区分。ここは楽屋の客層的にもニーズが薄く、僕も基本的に飲まないんで興味がちょっと薄いんです(笑)なんで、品目も絞り気味で4種。甘さの表記をしているくらいです。このブログを読んだ上でメニューブックを見てもらうとわかると思うけど、アピールの強いカテゴリーとそうでないとこがあります。その方がお店の売りが分かりやすいって意見もあるんですけどね。でも、より良くできるものならしたい。ただ、ピンとくる案がない。

 

そんな折にふらっと訪れた店で見つけた四国の酒蔵が仕込んだ梅酒に出会い「四国の果実酒を味わってもらおう」と思いついたんです。こんなことも思いつかなかったの?って感じでしょ。思いつかなかったんです(笑)おっさんだし、バカなんで脳の容量少なめっす。

 

 

 

でも、明確なものがない時ってずっと煮詰めて考えててもいいアイデアって浮かんでこないですよね。それに、「自ら動くことで得られるものがある」ってこと。

 

 

 

こんな小さなことでも気付くのと気付かないのじゃ大違いだと思うんです。結局、日々の小さな行動と小さな気付きの積み重ねなんじゃないのかなと。小さい気づきを大切にできないと大きな革新は産めないし、日々の小さな行動を積み重ねていないとスケールの大きいことを思いついてもどうにもできないんじゃないかと思ってます。その小さな気付きを得るためにも自ら動いて現場におもむき、空気に触れるってことの重要性を痛感したってお話でした。

 

では、またー。