「子どもたちの誰もが希望する教育を受けられる環境づくりを求めて」「恩師の叙勲」「算数教室」 | 町田市議会議員 ふじた学 オフィシャルブログPowered by Ameba

「子どもたちの誰もが希望する教育を受けられる環境づくりを求めて」「恩師の叙勲」「算数教室」

初志政策「子どもたちの誰もが希望する教育を受けられる環境づくりを求めて」

 

 藤田学は、議員となって20年の節目の平成29年度第2回定例議会で、政治を志した思いを壇上からこう訴えました。

 

「子どもたちの誰もが希望する教育を受けられる環境づくりを求めて」、伺います。            

 私は、いつか時が来たらこの質問をしたいと心の中に思い続けていました。しかし、質問できる時がくるのかと思っていたのも正直なところです。

 中国は北京随一のスラム街といわれた朝陽門外という地域がありました。その子どもたちの日々の生活は最低でした。子どもたちのうち、男の子よりも女の子の方がとりわけ不幸で酷薄な目に逢っていたそうです。女の子は男に奉仕するないしは、売買されることが多かったそうです。約100年前そんな町での日本人夫婦の会話です。

 安三は、美穂に向かって

 「災童収容の奉仕の仕事で思いがけず貰ったこのお金を、わたしは、朝陽門外の女の子たちのために使いたいと思うんだが、どうだろうか。貧困も辛いにちがいないが、身を鬻(ひさ)がねばならない女の子たちの境涯こそ、もっとも悲惨だ。孤児や貧児に先立って、まず、危機の淵の女の子たちに一本の藁(わら)を投げてやりたいのだが・・・・」

 「私も賛成も賛成、大賛成ですわ。すでに身を売る境遇に落ちてしまった娘たちのための駆け込み寺、それも必要でしょうけれど、私はそうなる前の娘たちに、自活の技(わざ)を教える施設を作りたいと思うのですけれど・・・・」

 ふたりが窮極的に到達したところは、朝陽門外に密集する貧しい家々の女の子たちのために、手に技術を習得させ、読み・書き・計算の能力もつける学校をつくろうという希望であった。

 安三とは、桜美林学園創立者清水安三先生です。そして、その地に女学校がつくられました。

 桜美林学園のはじまりです。そして、学而事人(がくじじじん)学びて人に事えよという今でも掲げる建学の精神であります。

 私も、その桜美林学園の建学の教えに手を差し伸べていただいた一人です。青森から上京し、新聞店に住み込みで、桜美林大学で学ぶ機会に恵まれました。しかし、授業の途中で夕刊の配達のため戻らねばならず、それ以上に、他の学生がサークル活動など充実したキャンパスライフを過ごす姿に嫉妬し、なんで自分だけとの不足の思いをいたし、退学をしようと決めたとき、先輩方ももうしたからと複数の奨学金を与えていただき授業料を払い、学園の仕事をいただいて生活し、卒業させていただきました。

 その恩返しをしたいと思った時、「あなた以上に苦学の学生はたくさんいる。そんな後輩たちが学び続けられるように手を差し伸べなさい」と「学而事人」の言葉とともに教えられました。以来、ずっと思い続けてきました。

今まさに実現できそうなときに恵まれました。それは、安倍総理の「教育投資の充実を図り、家庭の経済状況や発達の状況等にかかわらず、子どもたちが希望する教育を受けることができる社会を創りあげたい」との施政演説からであります。政府の思いのもと、国、東京都がその実現に向かって動き出しています。

いまその思いも込めて、教育委員長の所見をお伺いいたします。

そして、国、東京都に連動して、町田市としても「子どもたちの誰もが希望する教育を受けられる環境づくり」を積極的に推し進めていくことを求め、伺います。」           

 

*教育委員長、教育長からは、「答弁の前に、藤田議員が大変苦労しながら学ばれた体験や出身校の創立者の思いや建学の精神を思いを込めて語ってくださったことに大変感銘をうけ、大切なことを学ばせていただきました」と述べてくださった上で、「国や都の教育の無償化などの政策を打ち出したことは大変意義あることと評価します。これからも他部署、関係機関と密に連携をとり、子どもたちの誰もが自己肯定感を育みながら希望する教育を受けられる環境づくりを一層進めていきます」と詳細な事業、政策を紹介いただながら答弁していただきました。

 

 これからも藤田学は、この初志を忘れず、ライフワークとしてこのことに取り組んでいきます。詮方尽くれども、望みを失わず・・・

 

町田市議会本会議(一般質問)、6月9日(10時)藤田学の登壇『録画中継」アップされています。ご覧いただき、ご意見をいただけましたら嬉しいです。

検索町田市議会議会中継本会議(6月9日)→藤田学

http://www.gikai-machida.jp/g07_Video_View.asp?SrchID=4369

 

7月1日は、恩師 桜美林学園理事長佐藤東洋士先生 「旭日重光章受賞祝賀」会に出席させていただきました。
心よりの敬意とお祝い、そして感謝を申し上げます。
これからも御指南いただきながら、門下生として学園の建学の精神を継承、広めて参ります。

 

地域では今年度もはじまっています”算数教室”
今年はみんな素直です。
某先生に「学さん、やんちゃな子がいなくてさびしいでしょう(笑)」と言われ、私も素直に「はい\(^^)/」と返事をしました(笑)
みんなよくできました💮