平成27年第2回多摩ニュータウン環境組合議会定例会(決算)が開催され、出席、質問してきました。 | 町田市議会議員 ふじた学 オフィシャルブログPowered by Ameba

平成27年第2回多摩ニュータウン環境組合議会定例会(決算)が開催され、出席、質問してきました。

ありがとうございます。
藤田学です。


 今日は、平成27年第2回多摩ニュータウン環境組合議会定例会(決算)が開催され、出席してきました。
 主に、売電収入について質問させていただきました。
 当清掃工場は単なるごみ焼却施設ではなく、最大8,000キロワットアワーの発電が可能な設備があり「多摩清掃工場発電所」として認可されております。  
 平成26年度決算では、売電量が増えたことや売電単価が高く落札され結果として予算の倍以上2億3,742万9,052円の収入が得られました。


<質問概略>

 学: 諸収入・雑入の内「鉄屑等売却代」及び「売電収入」について、決算上どう評価しているのか、また、今後の見通しを伺う。

 答弁: 有価物の売り払いについては、市場動向の変動幅が大きいことから、26年度予算編成にあたり、徴取した業者見積りの半額1,834万8千円を見込みましたが、結果として、入札単価が高く4,897万6,371円の決算額となりました。
 この評価につきましては、市場動向による変動幅があまりにも大きいという事情があり、歳入不足を避けるため低めに見積もった結果、このような乖離が生じたことにつきましてはやむを得ない点もあったと、ご理解いただきたいと考えております。
  今後の見通しにつきましては、現在、有価物の売却単価は大きく下がっており、今後も下がる傾向にあることを前提に、慎重な見積もりと売却単価を上げる工夫が必要であると考えております。
 「売電収入」につきましては電力の固定価格買い取り制度が平成25年度から適用されましたが、制度の導入から間もない時期の競争入札であることから、歳入不足を起こさないよう心がけて、予算化しました。
  しかしながら、低負荷運転等により売電量が増えたことや売電単価が大分高く落札され、結果として予算の倍以上2億3,742万9,052円の収入が得られました。
 昨年度、初めて低負荷運転に取り組んだ事情や売電入札の実績が少なかったことを勘案いたしましても余りにも差額が大きく、繰越額にも大いに影響したことなど、大いに反省しております。
 今後の見通しにつきましては固定価格買い取り制度の適用期間、平成30年12月末までは、これまでの売電量や売電単価の実績を踏まえた予算計上を行い、今後はこのような乖離が生じないよう精査してまいります。  

 学: 多摩清掃工場発電所に位置付けられる事業である、予算、決算上の標記は難しいと思うが、もっと公表して議論し、PRすべきではないか

答弁: ご指摘のとおり、当清掃工場は単なるごみ焼却施設ではなく、最大8,000キロワットアワーの発電が可能な設備があり「多摩清掃工場発電所」として認可されております。  
 現在、ごみが減量している状況の中で、一日の焼却量を調整して発電効率を上げる工夫をしており、設備を最大限生かせるように努めているところでございます。  
  その結果、26年度は多摩清掃工場で11,253,390キロワットの電力を供給していること、そして売電収入を2億3,742万9,052円あげていることは、ほとんど知られておらず、また、評価いただける内容のものとは考えておりますが、発電に関するPRはごみの減量と相反する側面もあることから、これまで積極的に行っていませんでした。
  しかし、段階的に実施されてきた電力自由化が平成28年4月から完全自由化となります。
 直ちに何かが変わるということではありませんが、電力料金や電力の供給主体への関心も高まることが予想されることから今後は発電施設としての役割についても施設見学や広報紙等でPRし、住民の皆様のご理解を得ていきたいと考えております。