議会運営委員会 視察報告 8月2日~4日 | 町田市議会議員 ふじた学 オフィシャルブログPowered by Ameba

議会運営委員会 視察報告 8月2日~4日

行政視察報告書
議会運営委員会行政視察 平成22年8月2日(月)

平成22年8月4日(水)
視 察 先 福島県合津若松市 山形県山形市 群馬県高崎市
及 び
調査事項 議会の運営に関する事項について
・議会の会議規則、委員会に関する条例等に関する事項について
・議長の諮問に関する事項について
・議会報に関する事項について

 視察所感
<福島県合津若松市>
視察項目は、「議会基本条例をツールとした政策形成サイクルの構築・運用と今後の課題」について。議会基本条例をつくり、市民との政策討論会を主催しているなど、全国からの注目度も高い。今回も、単独ではなく稲城市さんと合同となった。説明してくれたのも議員たち。まずは、その熱心な態度に学ぶものがあった。
 議会報では、それぞれの条例案などに対する議員の賛否が明確に出ていた。「これは最低限、当たり前のこと」。会津若松市議会議員の弁。私も同感である。町田市でもはやく実施すべきだ。このことは、現在、議会運営委員会での協議事項となっているが、今回の視察での所感も含めて、主張していきたい。市民が、それぞれの市議の賛否(考え)を知ることは大事なことである。また、議会報もとっても読みやすい。議員で構成する専門の広報広聴委員会を独自に設置していた。その効果は大きいと感じた。
$藤田学 議と勇


<山形県山形市>
ここでは、大画面ディスプレイを議場に設置し、議員の一般質問において、資料掲示、パワーポイント、動画を活用して、訴えていた。画期的である。
外部入手映像を使用した場合の著作権、議事録等の問題は残っているが、民間企業、団体の会議システムは、パワーポイントなどを使用することは当たり前となっている。
 近い将来、議事運営もパワーポイントでなんて時代も来るかもしれない。いや現実に来ている。今から、町田市議会でも議論を深めておく必要がある。

$藤田学 議と勇


<群馬県高崎市議会>
10年前に庁舎建設。町田市も2年後完成予定の新庁舎建設もはじまっている。議会運営委員会としても、議事堂機能について協議の真っ最中でもあり、施設、機能の視点で説明を聞いた。功罪大変勉強になった。それぞれ、持ち帰ってしっかりと議運で協議したいと思う
議場システムについては、“簡単”を基本的な考え方としていた。どんどん複雑化している昨今、逆に大事なことであると思った。
また、見落としがちな大事なこととして、議場・議事堂等のハート面について、議会棟にはエレベーター(行き先階の横には点字がある)が設置されてあり、車椅子のまま議場や傍聴席に入ることが出来る。また、本会議場の議席側にはスロープがあり、傍聴席(車椅子席2席含む)には補聴器に直接音声を送り込む「磁気誘導ループ」が備えられている(山形市議会説明資料より)。その他、ユニバーサルデザインに大変配慮されており、町田市議会も完成までに、しっかりとチェックしていくべきことと思う。

$藤田学 議と勇