日没前の霊屋橋(おたまやばし・仙台市青葉区霊屋下~米ヶ袋)
撮影:約1週間前
《Wikipediaより》
「霊屋橋(おたまやばし)は、名取川の支流広瀬川にかかる橋で、市道霊屋下米ヶ袋線を通す。宮城県仙台市青葉区の霊屋下(おたまやした)と米ヶ袋(こめがふくろ)を結ぶ。長さ60.6メートル、幅10.1メートル。
白い和風の装飾のコンクリート橋である。このあたりの広瀬川は北から南に流れ、幅が狭いが、かわりに底が広瀬川の中でもっとも深く、源兵衛淵という。東の岸は垂直の崖、西が砂岸である。
霊屋橋のそばにある瑞鳳殿は、仙台市の観光地の1つであるが、道路事情はあまりよくない。市の中心部からは、広瀬川を越えたところにあるため、評定河原橋か霊屋橋のどちらかを通らなければならないが、どちらの橋も接続する2車線の道が細い。」
地形の変化に富む広瀬川流域のうち、ここは両岸と川の落差が最も大きいところで、橋からの眺めも深い。離れた場所から見る霊屋橋は、今どきの橋としては欄干が低く古風な佇まいです(おそらく欄干は現行の建築基準に引っ掛かる低さだと思われる)。
「霊屋」とは、米ヶ袋側から渡った先にある伊達政宗の霊廟、瑞鳳殿(ずいほうでん)を指し、付近には二代、三代藩主の霊廟である善応殿、感仙殿が置かれています。橋の名は変わった読みですが、元は「御霊屋(おたまや)橋」という表記だったのが、後から「御」の字が抜け、読みだけがそのまま残ったという経緯があるそうです。仙台駅や市街から瑞鳳殿へ行くには、一つ上流の評定河原橋を渡る方法もありますが、私は景観上、霊屋橋からの道筋を歩くのが好きです。
昼夜、季節の別なく、沿岸の美しい自然と川面の調和が楽しめる場所です。写真のような夕暮れ時になると、川風に乗って優しい虫の声が何処からともなく聞こえてきます。
川向うに見える小高い山に瑞鳳殿があります⬇