桂報告書の16頁 青字
 >小保方氏らは、再度サンプルを2013年1月および6月にGRASに提供し (TS 細胞 1 種類(TS2)および FI 幹細胞 2 種類(FI-SC2、FI-SC3))、データの再シークエンスを 実施した。引用おわり
 
桂報告書の16頁を素直に読むと、主語は小保方氏なので、小保方氏がデータの再シークエンスを行ったと読めます。

データのシークエンスの作業は、DNA(RNA)の塩基の配列を調べる事、解析作業は、塩基の配列の欠損、重複、SNPsなどを調べて、細胞の起源を知る作業であると、学とみ子は理解しています。ここが違うのですか?
 
GRASは、調査委員会からの要請をうけて、残存する遺伝子データを使って新たな解析をしたのか?あるいは、シークエンスの作業そのものからやり直したのかどうかを確認したいです。
 
1回目の持ち込み検体の解析は、残存する遺伝子データを使ったと、桂報告書に明記してあるのに、2,3回目は、この部分を明確に書いてありません。主語が小保方氏であれば、小保方氏がデータのシークエンスもして、解析をしたという意味になります。
 
小保方氏は、若山氏から譲り受けた検体を、ご自身で遺伝子解析用となるよう調整し、GRASに持ち込み(助言をもらいながら)責任をもって解析したとなります。その検体が混ざりものであったのですから、ここをどう考えたらよいのでしょうか?
 
「あの日」で、GRASでの遺伝子解析を進めなかったことが悔やまれると小保方氏は、書いています。
つまり、この時は、混ざりもの検体であるとの情報が、小保方氏に入っていないのです。
 
もし、小保方氏なり、笹井氏なりが、遺伝子データがまざりものであることを知っていたら、公開データベースにアップしないと思います。
この部分は、ねつ造派の見解はどうなのでしょうか?
 
1回目の持ち込み検体のFI細胞もアクロシン入りだったわけにもかかわらず、小保方氏は、原因を追及しなかったわけですから、ここも謎です。

1-3回目の持ち込み検体の解析結果の異常性について、解析担当者と、小保方氏との間にどのようなやり取りがあったのかは謎ですね。
 
桂報告書 青字
16頁、第 1 回目の GRAS による RNA-seq データ解析結果が想定していたものと異なっていると の理由により、小保方氏らは、再度サンプルを2013年1月および6月にGRASに提供し
 
桂報告書のこの部分の書き方ですが、最初のパラグラフは主語があいまいと感じます。
小保方氏を文章の最初にもってくるべきです。
ここは大事な点ですから、小保方氏自身が想定とは違うと感じたとしっかり書くべきと思います。
そうなると、小保方氏が想定と違うと感じたのはどこか?を明らかにしなければならないでしょう。
実際の遺伝子は、想定とは、全く違っているのですからね。
ここは、あいまいに処理するようなことではないはずです。
 
ねつ造派は、そんなの小保方氏に聞け!というだけすので、これからもこの大事な部分は明らかにならないかもしれません。
答えを想像するなら、小保方氏には、細胞の質について、解析者から十分な情報提供がされていなかっただろうということです。
 
ねつ造派は、小保方氏の未熟、無知のせいであるとすべてを片付けたいのであろうけど、それは無理と思います。