DAVID CAMERONS氏 (この方記者ですか?)が書かれた2015年9月23日のハーバード発のニュースをご紹介いただききました。ありがとうございます。
2015年と、だいぶ以前の記事ですが、簡単に紹介します。
ボストン小児病院HMSのGeorge Daley教授の解説を紹介しています。

かれは、“STAPの反対論”の論文を書いた方のようです。つまり、アンチSTAP派ですね。
ハーバード大やボストン小児病院などに属する研究者たちがリードして、7か所の国際的な研究室でSTAP再現を試みたが失敗したとあります。
ハーバード大とボストン小児病院は、仲間同志の研究室です。
バカンティ研もハーバードですが、彼は麻酔科とのことで、臨床の研究室です。なんと言っても麻酔科ですから、規模は小さく、研究だけやっているわけではありません。
こうした状況からも、ハーバードの中の熾烈な競争が伺えます。
基礎の学者たちは、臨床医のやる実験は、言葉悪いですが、くそみそです。
きっと、研究者同志は、仲が悪い競争相手ということなのかな?・・・。
 
George Daley教授は、STAPは都合良くできすぎた話(そんなの無いでしょ的)であるとか、テラトーマができていないとか、遺伝子がおかしいなどと言っているようです。
 
一般の人は、これを読むとやっぱりSTAPは無いことが証明されたと思うかもしれませんが、これはあくまでDaley教授の説であって、無いと思う人たちによる実験の結果で、やっぱり無かった!ということです。

”無い”ということを証明するのはできないことは、誰でも知っています。
がん検診を説明する時の医者は、「がんが無い」とは言いません。
「現時点で、調べることができた部分においては、がんを思わせる所見はありません」ですよね。
皆さん、それで納得されているようです。
余談になり、すみません。
 
話しを元に戻します。
Daley教授と一緒に研究したHMSのパーク助教授はインフォーマテクスの専門者ですが、遺伝子解析は法医学的とかいています。
つまり、犯罪(ねつ造)があった時は、それが遺伝子解析で暴露することができるという意味かと思うのですが・・・。

パーク助教授の気になる言葉ですが、最初に公開されたオリジナルデータでは不十分であったため、彼のチームがデータを集めておいた結果、1か月以内に読み解くことができたとあります。
ここは意味深な表現と思います。パーク研究チームはどうやって解析が可能となる遺伝子データを手にいれたのでしょうか?
 
学とみ子はSTAP細胞があって欲しいと思ってはいます。そこで、ひとつ希望を紹介します。
 
今回の実験で使用された細胞は、遺伝子構造の類似性が極めて高かったのですが、その理由として、最初に用いられたマウスがクローンマウスではなかったのか?ESから作られたマウスではなかったのか?などの可能性を本ブログに書いてきました。
 
こうした特殊な条件の動物は、遺伝子が改変しており、酸浴後に、他の正常細胞には見られない特別の細胞変化が起きたら良いなと・・と考えたりします。
人工培地にも適応していたりするかも・・・。

細胞がどのような経過を経るにしろ、体細胞を万能化させる研究は、将来の人工臓器の道を開くものと思いますので・・・。