奈良再訪補遺 天理シティーオーケストラ 刻み奈良漬け | 楽典詩人

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奈良から帰ってきてほぼ一か月が過ぎました。

先日、ジャズのCDを聴こうと思って探していると「天理シティーオーケストラ」CDが出てきました。このアマチュアオーケストラは、私が20年前に所属していた楽団です。本当は奈良市にあるアマチュアオーケストラに入団したかったのですが、当時団員募集をしていなかったのでやむなく隣町の天理市のオケに入れてもらいました。

 

関西にあるオケに入ったのも初めてで、またその練習に参加したのも初めてでしたが、驚いたのは指揮者の指示がそれまでのアマチュアオケでは経験のなかったものでした。若い指揮者が求めることのその表現が非常に具体的でよく分かる言い方なのです。吉本の芸人や吉本新喜劇のセリフのようにピタリとよく分かる表現(面白おかしいという意味だけではなく)なのです。

 

見つけたCDをかけてみたのですが、音が出ないのです。よく見るとCDではなくDVDでした。

 

このDVDを貰った当時、奈良の自宅にDVDの再生装置がなかったので、一度も見ないまま忘れてしまっていたようです。

 

20年ぶりに初めて自分たちの演奏を見てみました。末席でチェロを弾いている私の姿がときどき画面に出てきます。シンフォニーが終わって、指揮者(現在のホームページを見てみると、今も同じ常任指揮者です)が舞台を退くとき私の前を歩いていき、そのそばで立って見送る自分の姿がありました。妻にも、初めてこれを見せました。

妻と私がそろって言ったのが、まっすぐ立っているだけでも私の姿がとても若く見えることでした。もし、歩いたり走ったり、いろいろな動作をしていればもっと今との相違が顕著になったでしょう。

 

奈良漬けについては、地元の人の間でもあそこの店が旨いとか、いやこっちがいいとかいろいろ意見が分かれるのは承知しています。私は元々があまり味にこだわらない性格と、駅に近くて便利なので東向き商店街にある山崎屋で買うことが多い。

今回も自分だけへの土産に刻み奈良漬けを5種類買ってきたが、もうすでに3つは食べてしまっ

て二つだけしか残っていない。

残っているのは、きゅうりと瓜で、しょうが、ナスなどはすでに食べ終わってしまった。

山崎の奈良漬けは少し甘い気がするが、その甘い刻み奈良漬けを味わいながら酒を飲むのが大好きだ。

 

ビールにも、日本酒にも、焼酎にもウイスキーにもよく合います。

 

普通の奈良漬けは、瓜やナスなど野菜・果実を酒粕で漬けて、食べるときはその酒粕を洗い落として食べますが、刻み奈良漬けは酒粕を取り除かずそのまま一緒に食べます。これが酒のつまみとして優れた点だと思います。