料理や食べ物の呼び方がよく分からない。
新しいものも出てくるし、時の経過とともに昔の呼称と違ってきたものもある。
私の若い頃は、いろいろな料理が出てきて食べ放題だったものをバイキング料理といった。
今もそういう呼び方もするのだろうが、ビュフェという呼称もあるようだ。
例によって、香典返しのカタログギフトにホテルでの「ビュフェのディナー」があったので、娘夫婦も誘い四人で出かけた。
案内嬢に導かれて席に着くと、彼女から料理は、和、洋、中華及びデザートの4つのコーナーになっているとの説明があった。
季節のスイーツとして、なんとか芋のモンブランがあると言っていた。
ほんとうに残念だが、寄る年のせいかあまり量を食べられない。
ほとんど和食で、満腹になってしまった。
娘の席を見ると、多種類の洋菓子等を並べていた。
あまり馴染みもないので、こうした洋菓子の呼称も良く分からない。
ケーキというのか、スイーツというのか、あるいはガトーというのか、はたまたパティスリーというのかチンプンカンプンだ。
案内嬢の説明を思い出したので、勇気を振り絞ってなんとか芋のモンブランを食べようと思い、娘に取ってきてもらった。
モンブランという菓子は食べたことがあり、つぶした栗の実を繊維状にして形作られているのは知っている。
名前と違って白くはないが、なんとなく白い山に見えなくもないと思っていた。
ところが、今回のモンブランは黒っぽいのだ、純粋の黒でもないが、濃い紫のような色だった。
かすかに白い粉砂糖がかかっていた、これが白い山の一部なのだろうか。
娘が、栗のかわりに紫芋を使っているのではないかという。
娘の真似をして、ジェラートとかいう氷菓子も食べてみた。