環状6号線ウォーキングNo3 渋谷から東中野まで | 楽典詩人

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通称山手通りと呼ばれる6号線ウォーキングの第3弾として、渋谷から東中野まで歩いた。

 

前回は山手通りから道玄坂を下って渋谷駅に着いたが、今回は渋谷駅から文化村通りの坂を上った。

坂の上にあった東急百貨店の本店はすでに閉店して、解体工事が始まっていた。

親と金ではないが、いつまでもあると思うな街の景色だと、歳をとるとしみじみ思ってしまう。

 

デパートに併設されていた東急文化村も休館したようだ。

ここのホールには何度も聴きに来たことがあったが、忘れられないのは音楽仲間のTさんが出たオペラだ。

 

Tさんは、いつまでたってもチェロは上達しなかったが、立派な体格での歌はアマチュアとしてはなかなかのものだった。

どういういきさつで出演できたのか忘れてしまったが、プロのオペラに群衆役の一人として出演した。

椿姫の宴会の場面で、群衆の一人としてグラスをもって歌っていた姿を思い出す。

 

そのTさんが亡くなってからもずいぶん経ってしまった。

 

文化村を過ぎると通りの表示が「松濤文化村ストリート」となった。

このゆるい坂をどんどん上って山手通りに突き当たった。

 

この辺りは、住宅街としても開発が始まったのは遅かったのではないだろうか。

特に目立った施設もないようだ。

車の量はそこそこだが、歩道を歩いている人はあまりいない。

 

しばらく歩くと山手通りが小田急線の線路を越える。

右には代々木八幡駅の駅舎が見える。

左側の下に見える線路を撮ったが、かすんで見える。

これは、天気やカメラやレンズのせいではなく、陸橋に設けられたアクリル(?)板のくもりのせいです。

 

さらに進むと井の頭通りと交差する富谷交差点があり、その向こう、通りの右側に代々木八幡宮がある。

ここまでは自転車で来たこともあるし、マイカーで何度も通り過ぎたが、歩くのは今回が初めてだ。

 

八幡宮から500メートルほど進むともう初台の交差点だ。

首都高から中央高速道へと続く大きな高架道路の下をとおる。その北西隅にあるのが東京オペラシティだ。

オペラシティの高層ビルは遠くからでも見えるので日常よく見るが、残念ながらオペラは観たことがない。

 

初台を過ぎて新宿方向を見ると高層ビル群が見えるが、一番近くに見えるのが新宿パークタワーだ。

頭のとがった3兄弟のようなビルだ。

 

そこから1キロ足らずで神田川を越える。

橋の名は長者橋だった。

ここから中野坂上に至るゆるい上り坂になる。

 

中野坂上から東中野駅に向けて下り坂になり、下り終わったところで大久保通りと交差してまた上りになる。

そこから200メートルほど上ると、右側に氷川神社がある。

この氷川神社が、中野の総鎮守とのこと。

 

氷川神社を過ぎて300メートルほどで今日の終点のJR東中野駅になる。

 

本日の歩数は約1万2千歩。