香水はヨーロッパの文化だと感じた時 | フランス額装、アトリエ・オリーブのブログ

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額装や額縁の事、西洋美術の事、アートの事、フランスでの事、 猫についてなどを書きます。

先日、香水の特集のテレビ番組を観ていて思い出した

事がありました。

 

香水はやはりヨーロッパの文化と思った、フランスでの出来事です。

私の通っていた額装のアトリエでの事なのですが。。。
 
クラスメートの一人が香水を格安で購入出来るとの事で、アトリエの全員に購入しないかと誘ってくれました。

皆さん、家族に友人に恋人にと、それは沢山香水を予約するのです。

 

その予約期間中、私の知らないフランス語がアトリエ中から

たくさん聞こえてきます。

 

なので、そんな言葉を聞くと、

何て意味?

なんて質問をしていました。

 

クラスメートは、

それは、カルティエの香水の名前よ。

 

なんて言われる事もしばしば。

 

ある時、

クラスメートのエレーヌが、トモコは買わないの?
と質問をしてきました。...
私は無駄使いをしたくないし、1つ持っているので注文するつもりは
ないと伝えました。

すると彼女は 

こんなに安く購入購入出来る機会はあまりないのよ。
買わなくて本当に良いの?
 
私はね、外出の際に、
お化粧はしなくても、
必ず香水は付けるのよ。

 

 

と言いました。(私は逆)

 

この言葉に魅了されてしまいました。

なんだかフランス(ヨーロッパ)の香りに関するエスプリの様に

思ってしまったのです。

確かにこちらの男性もかなりの確率で香水を付けています。

付け方も上手いと思います。夏の暑い時にすれ違う男性から、汗臭いのではなく、ほんのりと香水の香りがすると爽やかだなあと思った

ものです。

以前勤めていた会社で、(もちろん日本です。)

エゴイストと呼ばれていた男性がいました。
いつもシャネルのエゴイストと言う香水を付けているので、なんとなくそう言われていたのです。

そうなると、なんだかあの人はエゴイストが似合うとか、

香水がその人のイメージにもなっていた様な感じでした


その元同僚の話をアトリエのクラスメートのヴェロニクに

笑いながら話すと、

彼女はキョトンとしていました。


私は ああ、私のフランス語が通じなかったのだと思いました

 

すると彼女は

 
何が可笑しいのかしら? シャネルの香水を付けている男性なん

そこらじゅうにいるじゃない。

私の息子(20代前半)もシャネルを付けているのよ。 

 

と言ったのです。


それはそうですよ。その為にシャネルが香水を作っているのだから。

日本とはヨーロッパではやや香水に関する意識は違うかもしれないけど、素敵な文化であると思いました。 

nez (鼻)と呼ばれる調香師がその才能を持って作っているの

でしょう。(深くはわからないのですが)
 
この機会以来、私も香水を見つけたいと思っています。
しかし。簡単ではありません。 

なぜなら香りは1日中自分自身も感じて、人の記憶にも残るし、へたするとイメージになったりもするからです。
いつか見つけたいと思います。