ラファエロの自画像を探して | フランス額装、アトリエ・オリーブのブログ

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フランス額装のアトリエ・オリーブブログです。

額装や額縁の事、西洋美術の事、アートの事、フランスでの事、 猫についてなどを書きます。

突然、フランス額装のビゾーファンタジー、もしくはビゾーフランセイズ

というテクニックの作品です。

 

 

これは、ラファエロ 14歳頃の自画像のポストカードを

額装した物です。

私は、この額装の作品の色合いが好きなのです。

寒色系で、何とも落ち着く感じがするのです。

 

 

私が一番好きな画家はラファエロ・サンティです。

 

確か10歳頃、NHKで放映されている日曜美術館で

初めてラファエロの子椅子の聖母という作品を観た時、

一目惚れしました。

 

 

なんて美しくて、優しい顔をした女性なのだろうと思い、それ以降

ラファエロの聖母やその他の作品に興味を持ったのです。

 

パリに住んでいた時、自分が観たかった作品を、

自分の眼で観たいという思いがあり、そういった作品は少し無理をしてでも、実物を観にいきました。

 

その中の一つが、この ラファエロ14歳頃の自画像のデッサンです。

             (ポストカードから撮影)

 

 

この作品は、イギリス、オックスフォードにある、

アシュモレアン博物館に所蔵されています。

 

アシュモレアン博物館です。

 

ロンドン旅行の際に、この作品を観ようと

アシュモレアン博物館を訪れました。

博物館の受付に、ラファエロの自画像やミケランジェロのデッサンなど

を観たい方は、24時間前から予約が出来ます。という小さい看板がありました。 

 

と言う事は、、、今日は観れない。

 

せっかくの機会ですから翌日にデッサン画を観る予約をしてから

ロンドンに帰りました。

 

私は英語が上手く話せないので。。。デッサンの閲覧も不安でした。

 

案の定、予約の際にも、受付の方が担当者に連絡をしている時に、

私の事を 英語は上手く話せないけど、まあどうにかなる。

的な事を伝えていました。

 

言葉の壁に怯んでいては、夢に見たこのラファエロのデッサン画を

肉眼で観る事は出来まん。

 

もう頑張るしかありません。

 

ロンドンの鉄道、地下鉄などは、午前9時半前と後では、

運賃が違います。

倍額位違う事もあるのです。

なので、やや遅い時間でオックスフォードへ向かいます。

確か、ロンドンのパティンドン駅から1時間位だったと思います。

 

翌日、受付に行き、館内の恐らく研究室の様な部屋に通されます。

 

まずロッカーで荷物を置き、 デッサンを閲覧する事務所内で、

 誓約書にサインをします。

 

作品の写真を撮影しても良いですが、SNSなどにあげない事。

などが書いてあります。

 

その後、手袋を着用してから実際の作品を観る事が出来ました。

 

もちろん、、、とても感動でした。

デッサンを隅々まで観る事が出来ました。

 

ミケランジェロの作品も観る事ができまして、

感動でいっぱいでした。

 

各作品共に、白いマットで額装されています。

美術館用のマットなのでしょう。

 

そのマットの作品に近い部分には、

金のインクで2本、細い線と太い線が引かれていました。

イギリス人の額装師が、烏口でマットに線を引いて額装を

したのでしょう。 恐らくです。

 

ラファエロについては、今後 色々とブログに書きたいと思って

います。 (自己満足ですね。)

 

それでは、オックスフォードの街並みです。

 

 

 

 

 

昼食に、シャーロックホームズパイを食べました。

色々とトッピングが出来るのですが、英語が上手く話せないので、

残念ながら私のパイは、トッピングがほぼ無いパイとなり、、、、、

切なかった~。