こんにちは!

今回は「素直な心と他力」について書きます。

「他力」といっても仏教の話ではありません。


成績・学力が伸びていく生徒さんに共通する特徴として

「素直な心」

を持っていることがあげられます。

逆を言えば「素直でない」生徒さんは伸びません。


個人でできることには限界があります。

自力ではいつか超えられない壁に当たります。

他人の助言を素直に聞いて実行できるということは

他人の力、つまり「他力」をうまく利用できるということです。

自力では超えることが難しい壁でも他力を借りることで

達成することができるようになります。

また、自力と他力がうまく組み合わさってより大きな効果が

生まれることもありえます。シナジー効果ってやつですね。


他力には様々あります。

お子さんのサポートをしてくれる人はたくさんいます。

両親や兄弟姉妹、親類などの近しい人達はもちろん

サポートをしてくれるはずです。

それから友人・先輩・後輩など、他人であるけれど

助けてくれる人もいます。

学校の先生など、職務として助けてくれる人もいます。

それから塾の人間も大多数は金銭のことではなく、

「助けたい」という思いで仕事をしています。

また、読書することも大きなサポートになります。

古今東西の著者が間接的に助けてくれるわけです。

そういう意味では読書はものすごい可能性があります。


ただ、そういったサポートを十分に受けるためには

「素直な心」

が必要となります。

金言と出会おうとも、それを受け入れる心が無ければ

自力は自力、たった一人力で終わってしまいます。

もし出会うたくさんの言葉をしっかり受け入れられば

それが数十、数百、数千人力にもなりえます。


私自身はひねくれて育ったため、「他力」のサポートを

一切受けずに、かなり苦労をしてきました。

「他力」を受け入れられないのは大きな損失です。


他人を信じず、否定し、受け入れない。


それで上手くいくのならその人は運が良いのでしょう。

そういった人は1%もいないと思いますが。


若い時期は何かと反発したくなるとは思いますが、

子供達には

「素直な心」

を持って生活していって欲しいと願います。


・・・そういう生徒さんばかりだと、逆に塾の仕事に

やりがいがなくなってしまうかもしれませんが(笑)