■学習塾経営 集客成功のカギは「価値の積み重ね」にある!
はじめに・・・
総務省統計局から、1月の家計調査報告が出されましたね。
実収入や可処分所得は、実質でマイナスが続いています。
また、消費支出のマイナス幅は、今期最大値になっています。
そうしたなかで、補習教育費は前年同月比で+6.1%と
なっており、明るい兆しや材料も見えました。
まだ一過性のものかもしれませんから、この流れが2月以降も
続くのか、注視していく必要がありますね。
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さて、本題に入ります。
あなたの塾では、顧客に感動体験を提供できているでしょうか。
例えば、映画館の大スクリーンで、いま話題の映画を見て
感動する等、学習塾で言う感動体験は、何もそのような
大げさなものでなくて良いのです。
(極論を言えば、映画製作のようなお金を出せないですし、
映画館のような大規模な設備投資がされた非日常空間の
演出は難しいのですから。)
ちょっとした感動で良いのです。
ただし、その感動体験をどれだけ徹底して提供し、継続できるか、
それが重要になります。
よく、「顧客満足を実践できれば推奨が生まれる」とお思いの方も
いらっしゃいますが、残念ながら満足だけでは推奨が
生まれにくいのです。
もっと言えば、本当に満足しているのなら、その情報を
自分のもとで留めておこうと考える顧客もおり、
「満足=推奨」とはならないのです。
しかし、感動は違います。
感動は「人が感じる付加価値の最小単位」とも捉えられますが、
顧客の期待を超えたその先に感動があり、その感動を友人や
家族と分かち合いたいと思うからこそ、その先の推奨に
繋がりやすいのです。
繰り返しますが、学習塾の感動体験とは、大げさなものでなくて
良いのです。
ちょっとした感動体験を顧客と共有し、顧客にポジティブな
感情変化を起こし続けることにエネルギーをかけてください。
また、学習塾は二重顧客構造なので、対生徒への感動体験の
提供、対保護者への感動体験の提供と、それぞれの顧客層へ
向けた、ちょっとした感動体験を提供していってください。
そのためには、顧客との双方向コミュニケーションや観察力が
重要なのは、言うまでもありません。
例えば、対生徒なら、
「先生の授業は、学校の先生よりも分かりやすくて楽しい」
「先生は、自分のことをいつも気にかけてくれる」
「この塾は、自分の頑張りを認めてくれる、褒めてくれる、
応援してくれる」
「塾に通うようになって、勉強の理解度が高まっている」
「塾に通うようになって、学校の授業がとても理解できる
ようになった」
「先生たちは、自分の成果を他の誰よりも喜んでくれる」
「結果を出せて自信がついた、今度はこんな目標をクリアしたい」
「結果を出せて、先生たちから表彰されて嬉しかった」 等
ポジティブな感情変化を起こし、感動体験を共有できる場を
設けるために、何をすべきかを徹底して考えてください。
例えば、対保護者なら、
「塾長は、子どもの性格特性をとても良く理解してくれている」
「塾の話をとても楽しそうに話してくれる、そんな経験は今まで
なかった」
「塾に通うようになって、家で勉強する時間が増えている
(行動変化)」
「塾での様子を積極的にフィードバックしてくれて、嬉しい」
「私たち親の不安も真摯に聞いてくれ、解消を約束してくれる」
「次の目標へ向けた課題や解決策が具体的で、助かる」 等
『うちの子をうまく誘導してくれる塾だ』というポジティブな
感情変化を起こし、感動体験を共有できる場を設けるために、
何をすべきかを徹底して考えてください。
今後の行動指針を共有する際、ポイントは少し先の未来を
共有することです。そのための行動目標を共有することです。
なぜなら、多くの顧客は、見たこともないもの、聞いたことも
ないもの、イメージできないものを評価しないからです。
こうして、様々な価値を積み重ね、期待を超え続ける行動を
徹底することで、それが顧客の感動になり、その先の推奨に
なっていきます。
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・・・さて、今号では以下のポイントをお伝えしました。
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■「ちょっとした感動体験の提供、徹底、継続が大事」
■「顧客にポジティブな感情変化を起こし続ける」
■「今後の行動指針は、少し先の未来を共有する」
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