防災の日の災難、、、熱中症(?)になりました。 | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

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防災の日の災難、、、熱中症(?)になりました。


・油断は禁物! 「チョッとくらい水分を取らなくても、大丈夫や」…と思いきや。
当学院でも9月1日から新学期が始まります。
夏休み中も何日か補講はしていましたが、やはり「1日から新学期」という事で、「サァー、やるぞ!」という意気込みで、午前中にその日の講義の準備・その他の仕事をしていました。
幸いその日は、8月の記録的な酷暑がいつしか過ぎ去り、「秋」の様な比較的過ごしやすい陽気だったのでエアコンをつけずに扇風機だけで仕事をしていました。
また、今までの酷暑であれば朝一番にその日一日分の飲料水=1ℓを購入し、熱中症対策をしていたのですが、前述の如く過ごしやすかったこともあり、飲料水を購入せずに仕事をしていました。


・最初の症状-発現、、、何で尿意が?
しかし、残念ながらとうとうその時が来てしまいした。
(学生たちがやって来たのは当たり前ですが、、、。)
最初の徴候は講義を開始した直後、かなり強い「尿意」的なモゾモゾ感を下半身に感じだしたのです。
《アレ?、なんや、コレ!》
人間誰でもこの様な感覚になる事はありますが、今回についてはそれが意外と強烈で、いつもであれば1-2分で治まるのに、それが5分-7分と延々と続きました。
《いつまで続くねん??》
しかし、実際に排尿したいほど膀胱に尿が溜まっている感じはせず、そのまま(モゾモゾしながら)講義を続けていました。


・次々と追加の症状が、、、
その尿意的な感覚が出たり出なかったりしていると、次は「寒気」が生じてきました。
実際「ブルブル」と、小刻みに腕や体幹は少しだけ振るえていましたし、ソッ~ッとオデコを触ると、かなり熱い感じがしました(☚後で測ると、38.8度ありました)。また、それまで適度に「汗」で湿っていた「肌」でしたが、いつしかめっきり乾燥してサラサラではありませんか!
それでも出来るだけ学生に分からない様にしていましたが、そうこうしている内に今度は「両手が蒼白」になってきました。手先も「冷たい」ままです。
《ウワッ、これ、レイノー現象かい?! 何でや!?》
ここまで来ると
《単なる自律神経失調とかでなく、何らかの疾患を考えなければならないのかな?》
と、思っていると、さらに今度は「筋肉痛」が襲ってきました。
まず最初に痛み出したのが、右の「大胸筋」でした。
痛み、というより激痛に近く、まるで「こむら返り」の様な痛さでした。それが3-4分くらい持続するかと思うと、やがて痛みが軽減し、しかしそれで許してもらえず、まと同様に痛くなる、という事が繰り返されました。
そしてその筋肉痛の箇所は次第に増えていきました。
・右の尺側手根伸筋
・右の大腿四頭筋
・左の大腿四頭筋
・・・と。


・そしてまだまだ症状は追加されていきます。
次は左右上肢の「しびれ感」です。
まるで正座した後の様なしびれ感が、肩の付け根あたりから両手掌までしびれてきました。手先は白いままです。
「頭痛」・・・これも生じてきました。
幸い「めまい」はありませんでしたが「吐き気」がこれに加わり出しました。
そして最後は極度の「倦怠感」。。。
とにかく「もう、あかん。。。横になって寝たい、、、」
そんな「だるさ」でした。


・もうあかん、、、限界や。。。これって、熱中症?
ここまで到達するのに約2時間、講義も区切りの良い個所まで進んでいました。
何とか講義を維持したものの、後残った講義時間=約30分、を続けていく自信がありませんでした。そこで学生たちに
「ゴメン、、、体調不良で、、、熱中症かも分からへん・・・」
と事情を話し、今日は早めに講義を打ち切らせて頂く事にしました。
正直言うと、学生に言う直前まで、自分の症状の原因が全く分からなかったのです、、、ね。
《まさか俺が熱中症!)
でも、学生に言う直前になって《熱中症の症状にソックリヤな》と、感じました。
そう言えば、いくら過ごしやすいと言っても9月の一日からエアコンをつけずに、そしてロクな補水もせずにいた訳ですから、身体に相当な熱がこもり脱水も生じていたであろう事は容易に察せられます。
「熱中症は屋内でも危険だ」とは聞いていましたが、ホンマに危険なもんですね。改めて認識させて頂きました。


・2時間、教室で寝ていました。。。
学生たちが帰ったあと、
「そう言えば、万が一の時の為に2ℓ入りのスポーツドリンクをロッカーに入れてあったな・・・」
と思い出し、それを少しずつ飲みながら、かつ電気を消して寝ていました。、。と言うより「起き上がれない。動けない」といった方が的を得ていたと思います。
そして2時間ほどそうしている内に少しずつ気分が改善し、筋肉痛、しびれ感、レイノー現象、頭痛など等が軽減してきたので、帰宅することが出来ました。
(結局病院に行っていませんが、おそらく熱中症だと推定します)


・僕ら中高年世代の「水」に対する潜在意識が根底にあるのか?!
私が子供の頃は、クラブ活動等でスポーツをしていると、先輩から「絶対’水飲むなよ!!!」と言われてしごかれていた時代でした。その頃はそれが当たり前で、私自身、別にそれに反感を抱くことなく、「そういうモノだ」と認識して育ってきましたし、その時の事をなつかしくも感じていました。おそらく今でも潜在的にはそれを支持していたのかもしれません。言い訳に聞こえるかもしれませんが、私と同年代の方々との会話の中でも、「絶対’水飲むなよ!!!」との当時の感覚=「水も飲まずにおれ達頑張ったんや!」と言う感覚は、同年代間で共有されている事が多く、「なつかしみ」を持って当時の話題が今でも盛り上がったりします。

しかし時代は変わりました。ホンマに変わりました。少なくともあの当時に比べれば今の酷暑は3-4度(あるいはそれ以上)気温は暑くなっていると思います。医学的にも補水しないといけない、と分かっているつもりでも、やはりあの子供時代の「水」に対する感覚が多少なりとも、それこそ「身に滲みついてる」のかもしれません。
「チョッとくらい水分を取らなくても、大丈夫や」
今回、自分自身で初めての体験をしましたが、これ、うわべだけでなく、今の時代本音から書き換えないとダメですね。