「毎朝の出社の時に気分が悪くなる」患者さんの症例研究 | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

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「毎朝の出社の時に気分が悪くなる」患者さんの症例研究 

K子さん 27才・女性(独身)・会社員

 

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①主訴・・・

毎朝、会社に行こうとすると具合が悪くなるそうです。仕事の忙しさもありますが、直属の上司(A)が自分のやりたい仕事しかやってくれず、K子さんは自分の仕事以外にその上司のしなかった仕事も片づけていくそうです。

 

また、K子さんの後輩たちも同様に仕事に追われていて、それに対する援助や不満の解消なども対処していかなければならず、限界に達していたそうです。

そこでさらに上の上司にこの状況を直訴したところ、一時的に応援してくれるスタッフを一人入れて頂いたそうですが、その上の上司から「A氏は仕事をいっぱい渡すと出社拒否するから、あまり仕事をさせないで。」と部下のK子さんに逆要請されるしまつだそうです。

「自分の事を信頼されているのかな」と、思って頑張ってきたそうですがもう限界で、冒頭に掲げた様に毎朝気分が悪くなってしまうそうです。


 

②診察・・・

とりあえず確認したかった点は「ブラック企業」的な会社なのかどうか、でした。もしブラック企業であれば、カウンセラーよりは弁護士が適任だろうからです。

しかしK子さんが仰るには、その点では問題ない会社だそうです。また、K子さん的には自分の会社-仕事が結構気に入っていて、出来れば退職などせず楽しく仕事をしていきたいので、K子さんの希望としては、上記の主訴の様な状況での「心の持ち方」を知りたい、との事でした。

 

そこで改めて今回の状況を概観してみると「K子さんの人望の厚さ」が目立っていると感じました。それは

a-上の上司からの信頼しかり

b-直属の上司A氏の信頼しかり

c-K子さんの後輩たちからの信頼しかり

d-そしてK子さん自身の自信しかり、です。

ここで注目すべき事はdの「K子さん自身の自信しかり」だと思います。

つまりK子さん自身が(無意識的に)自ら主導して、自分をその様な「人望熱い自分・・・という役割設定」を課しているのでは、、、そして「その状況に満足しているのでは、、、」といったK子さんのライフスタイルの推測です。

ただ、それも度を過ぎると心身ともに負担が増し、やがて限界がきて破綻寸前になるであろう事は、容易に推測できます。

そして、実際にその時が来て、いくら「人望熱い自分」に満足しているといえども、その限界をK子さんの無意識領域は放置する訳にはいきませんから、「自分のスピードを抑えるブレーキの役割」として「気分が悪くなる」といった不具合を意識に向かって発信しているのではないのか、、、と推測できます。

 

 

③治療目標・・・

まず最初に、上記②の推測が妥当かどうか、それをK子さんに確認を取りたいと考えました。もし、間違っていたら修正を入れながら進みたいですが、もし妥当であれば「何でも頼まれる人望熱きK子」という今のライフスタイルを変える必要は元々ないのですから、後の問題として、「限界が近づいていないかどうか」のバロメーター設定を設けることで自分で自分をコントロール可能状態に訓練すれば問題は自然と解決していくだろう、、、と治療目標を考えました。

 

 

 

④心理カウンセリング
チョッと古いですが「ものを頼む時には、忙しい人に頼め ! 」と昔からの格言にありますね。つまり「ヒマそうにしている人」に何かを依頼しても、実際にはなかなか動いてくれません。その人はそういう性格なのです。

逆に忙しそうな人ほど意外と迅速にしてくれますね。その人はそういう性格なのです。そしてK子さんも、つまりはそういう性格なのだと思います。
ですから「もっと上の人」はその人(つまりK子さん)の性格を観て、そのような指示を出しているのでしょう。
又、「後輩たち」もあなたのその性格を観て相談し不満をぶちまけるのでしょう。

 

言い方を変えれば、K子さんの性格がゆえに現在の状況に至っているのではないか・・・
と私の目にはうつります。

逆に言えば、今の過酷な状況はK子さん自身が作った責任者であるし、K子さん自身の臨んだ結果である、と見えるのです。
K子さんのキャパシティーに余裕があるうちは問題は少なかったのでしょうが、そのキャパシティーに限界が近づいてくるとこのまま放置できませんから、何らかの自己防衛策としての無意識からの「お知らせ」が今回の「限界感」であったり「出社拒否感」ではないでしょうか ?


対策としては色々あるでしょうね。
根本的な性格の改変であれば、それなりの心理療法が必要でしょうが、でも、今のままのK子さんの方が、私としては良いイメージを受けるのですが、K子さん自身はどう感じているのですか?


それでしたら「コップ一杯に溜まってあふれそうなストレス」を少しどこかでブチマケルことが一番良いような気がしますし、ストレスが限界値に達する安全圏の段階で分かるように、今後は自分自身の「ストレスメーター」の把握方法を少し改良するともっと楽しい社会生活をおくれるのでは・・・と感じます。

何かその様なストレス解消法やストレス値解析の為のバロメーターをいくつかお持ちでないでしょうか?・・・。

 

 

⑤結果・・・

K子さんは、こんな話しの中で自分の深層心理の欲望のひとつ、つまり「自分が誰もから期待される人間でありたい」という無意識的願望に気づくことが出来、それに素直になれることで自分を受け入れることが出来たようです。

自分を受け入れられると後は「ストレス解消法」や「「バロメーター」などいくらでも出てきます。

 

K子さんは「ステキなカウンセリングをありがとうございます」と、ルンルン気分で帰途につかれました。

 

 

 

 

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