身体が紫色に変わる・・・紫斑病? | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

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身体が紫色に変わる・・・紫斑病?

「整体、心と身体に関する悩み-質問」はこちら

 

その患者さんは最初は腰痛の治療で来院されたんです、、、一週間ほど前から悪化したと言って・・・。

ところが診察の途中で「シャワーを浴びたりするとお湯があたった皮膚部分が紫色に変わる。」と仰るんですね。「ほ~、こりゃ~どないなってんねん ! 」てな感じですよね。


 

まぁ、主訴=依頼内容が腰痛ですから皮膚が紫色に変色する件についての治療依頼では無いので、無理に治療する必要は無いですし、患者さん自身もその件については何も仰らなかったので、最初は腰痛だけに専念して診察・治療するつもりでした、、、、、最初はね。。。

 

でも、一回でも耳に入るとどうしても気になってしまいます、性ですかね~

気がつくと身体が紫色に変色する件についても問診・診察していました。でも、言い訳で言っておきますと、ひょっとしたら今回の腰痛と紫色の皮膚変色と関係が無いとは言えません。主訴が何であろうが常に全身状態を把握しておかないと最良の整体治療は難しいですから。。。(一応言い訳は成り立ちました、口は達者ですね~相変わらず)。。。

 

患者さんも、もし改善するのであれば皮膚の件も治療してほしい、と仰って下さったのでまとめて治療することになりました。

患者=Tさん、22才、会社員との治療の始まりです。


 

5年ほど前に発症した身体が紫色に変色する症状について、Tさんも色々な病院、治療院を受診していたのは言うまでもありません。でも、結局原因不明で改善せずにそのまま放置していたようです。ちなみに人間の皮膚の色を決定する因子は次の四つだそうです。

1メラニン(皮膚)

2カロチン(皮膚)

3ヘモグロビン(赤血球)

4ビリルビン(胆汁色素)


 

平常状態では何ら皮膚の変色はなく、皮膚の変色刺激は日光でも野菜の食べすぎでもなく「湯があたると紫色になる」・・・ですから、上記の中で一番可能性が高そうなのは3のヘモグロビン=つまり何らかの理由による皮下出血(紫斑)だと見当をつけました。


 

十中八九アレルギー的機序で赤血球が破壊されるのだと思いましたが、でも大学病院でも具体的病名が分からないのですから、そこから先はこの推定を信じてアレルギー治療を進めていくしか無い、と思いました。実際、問診でも尿の色は茶褐色と濃く、ヘモグロビン尿の様な感じも受けましたし、貧血の影響か、全然若いのに夕方になると非常に疲れるらしいので。ひょっとしたら腰痛も貧血による筋力低下が原因の一つかもしれません。


 

おかげ様で5回目くらいから皮膚の変色が改善していき、10回目の来院の時にはほぼ完治の状態でした。ヤッター ! って感じですね。でも結局本当の原因・病名は分からずじまいでした。その点は残念でしたが、整体師としての限界ですね。ここで医学的・科学的な研究が出来れば整体業界もさらに発展するのですが、、、

ただこのTさんはかなり遠方から来られていて、交通費だけで往復5000円ほど必要だったので、治療費も含めると相当の出費だったと思います。もし改善しなければどない責任を取るつもりやってん、、と今では冷や汗もんです。



 

あっ、ちなみに腰痛は改善していましたよ。すいません、結局腰痛の原因も分からずじまいでした。いつのまにか治っていた様です。皮膚の変色の件とこじつけて説明する事はできますが、まぁ、今回の件では分からない事が多かったです、、、と言うより、日常の整体ではこんな事の方が多いのですかね・・・

 


 

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