一日一善 [2017/12/17再掲載]
塾に戻って来る時、電車を降りて駅前に出る際に階段下には幼稚園児くらいの子供達が8人くらい募金活動を行っていました。
後ろにはそれぞれの子供の保護者。
反射的に募金しようとしたのですが、今日は都内で数十冊も本を買い込んで来たために大荷物で両手が塞がっています。
募金はさりげなく行なうもの。
立ち止まって荷物を置いて鞄から財布を取り出すようなわざとらしいことはできません。
ですから、そのような時のために私は常にジーンズのコインポケットに五百円玉を入れてあります。
今日も募金箱の前で五百円玉を取り出して入れた次第です。
子供たちみんなに大きな声で「ありがとうございます!」と言われました。
私が乗って来た電車からはたくさんの客が降りています。
私の前後に、私が駅前から離れて子供たちの「募金をお願いします!」の声が聞こえなくなるまで、「ありがとうございます!」と元気な声を聞くことは他にはありませんでした。
やはり我孫子だなあ、と少し悲しい気持ちになったのは言うまでもないことです。
今日も寒かったですよ。
その中を立ち続けて募金活動を行なう子供たち。
いくら子供は風の子などと言われていても、寒い日は寒いですよ。
その中での募金活動だった訳ですね。
大人がそれに応えずにどうするのですか。
情けない一般的な我孫子市民。
[追記]
今はコインポケットと呼んでいるものは昔はウォッチポケットという名称でした。
腕時計がない時代には懐中時計を入れておくためのポケットゆえにウォッチポケットだったのです。
知っていましたか?