学道舎 入塾案内 一般には40代までが人生の前半戦。 [2022/08/28再掲載] | 再生学舎 教育工房

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柏 我孫子 取手 松戸 塾 予備校 正しい学校選び 正しい塾選び キャッチフレーズ20.11.04 再生学舎

塾生親子はもちろん、当校と僅かでも接点のある人はこのブログにアクセスしないで下さい。16.02.22.22.47


50代から後半戦と言われています。

その後半戦に突入した時に私の頭の中をよぎったのは、今まで通りの塾の運営スタイルで良いのかという疑問です。

小さな個人塾でありながら、開校して2年目には我孫子中学校で柏南高校以上の高校に合格した生徒の実に4割が当校の生徒でした。

市内の各中学の学年1位を独占したりして、今までの合格実績の累計は以下の通りです。

開校してからの最多進学先 中学受験

 江戸川学園取手中学校

開校してからの最多進学先 高校受験

 1、千葉県立東葛飾高校
 2、茨城県立土浦第一高校
 3、千葉県立船橋高校
 4、私立江戸川学園取手高校
 5、その他

開校してからの最多進学先 大学受験

 1、国公立大学 ※ 北は北海道から西は京都や大阪まで
 2、慶應義塾大学
 2、東京理科大学
 4、その他

国公立大学合格者の中にはもちろん東京大学もあります。

しかし、チラシには東京大学合格のことは載せていません。

今後も載せることはないでしょう。

なぜならば、合格したのは開成高校の生徒たちだからです。

確かに鍛えましたが、彼らは何も当校でなくても、他の塾や予備校に行っても合格したと思います。

本当に心底困って当校に来た訳ではありません。

偶々知人の紹介であずかったに過ぎません。

難関大学や難関高校への合格者を出すことを最優先して来たものの、そのような指導はもう十分なのではないかといった疑念が大きくなって行きました。

そこで、そのような塾の運営は終わりにして、本当に困っている親子を救ってあげる塾への方向転換を行ったのです。

もちろん難関校に行きたい生徒が来れば、それは合格させてあげるだけ。

そういう生徒が今まで通りに入塾しても構わないですし、入れる学校がないというレベルの生徒がいても良いと考えるに至りました。

一言で表すならば「生徒の命を守る塾」でありたいと強く思っています。

メディアで時々取り上げられますが、難関大学や難関高校に入れそうにないために、自分の成績を悲観して自殺する生徒が毎年いるではありませんか。

模試の個人成績表で第一志望校がE判定であるのを苦にして自殺。

かわいそうです。

若者が夢破れて自死を選ぶなんて本当にかわいそうです。

私は大好きだった叔父が自死を選びました。

その時の祖父母の耐えられない悲しみは今でも忘れられません。

子が先に逝ってはいけません。

だから、難関校に行きたくてもなかなか成績が上がらない生徒を救ってあげる塾が必要なのです。

E判定だからといって悲しむことはないのです。

E判定のまま合格してしまう塾があれば良いのです。

また、生徒が自殺してしまう原因の中にいじめが多いのは言うまでもないことです。

そのような生徒は学校に居場所がなくなっているはずです。

ならば、代わりに塾が居場所になれば良いのです。

場合によっては積極的不登校を行わせて、塾で伸び伸びとしていられたら、必ず次のステップへと結実します。

さらに、不登校の生徒。

学校だけでなく、場合によっては家庭内にも居場所がないかも知れません。

せっかく生まれて来たのに自分の居場所がないのでは辛くてたまりませんよ。

だから、そういう生徒も救ってあげたいのです。

現実に当校では、1年間E判定のままでも第一志望に合格しています。

偏差値が20以上足りなくても第一志望に合格しています。

小学校の頃から長期不登校で中3の段階でかけ算九九を間違えるような生徒でも明治大学・立教大学・中央大学に合格しています。

そう言ったことが毎年当たり前のように続いている塾になっています。

人生の後半戦はおかげさまで充実しています。

[追記]

教え子は医師になった者が多いのですが、彼らが生徒だった時に次のことをよく言いました。

「おまえが医者になった時、それはエリートの仲間入りをしたと言って差し支えないだろう。でも、おまえのところに来る患者はエリートなのか。違うよな。様々な人が、時には社会の底辺にいるような人も患者として来るのは間違いない。そんな時に俺はエリートだなんて顔をしていたら、誰も寄り付かなくなるぞ。」

世の中には本当に様々な人がいるのです。

ならば、塾にも様々な生徒がいて良いのではありませんか。

学力が高い者ほど、そうでない者との交流が必要です。

ある宗教団体による事件が起こって以降、医学部では面接や小論文を通じて人間性重視の入学試験に変わっています。

勉強が出来るだけでは相手にされません。

例えば教え子の1人が入学した秋田大学医学部に目を向ければ、二次試験の配点は次の通りです。

英語 100点
数学 100点
面接 200点

400点満点で半分の200点が面接です。

時代はどんどん変わっています。

勉強さえできれば良いなんて考えは通用しなくなりつつあります。

それゆえに、私のところでは塾生が誰とでも分け隔てなく接することができる人間でいてほしいと願っています。