ネットで読んでいる故郷の新聞によると、公立高校入試の出願が締め切られて、私の母校の倍率が県内で1位の高さになりました。
しかしながら、卒業生としては別に驚くべきことではありません。
私の在学中より偏差値が10も下がっていますが、それなのに毎年平均して45%の生徒が現役で国公立大学に合格しています。
伝統の力です。
甲子園に26回も出場する文武両道の学校にあるのは、在学した者にしか分からない本番での強さを導く指導力・指導法、それが伝統の力です。
全国展開する業者テストで同じ偏差値の千葉県内の松戸国際高校と比較してみましょう。
松戸国際高校 6
私の母校 136
この数字は昨年の大学入試で国公立大学に合格した者の人数です。
私立大学のように1人で同じ大学の複数の学部に合格したら人数にダブりが出ますから、正確な数値とは言えません。
国公立大学は1人1校のみです。
一番正確な数値です。
なぜ同じ偏差値でこのような違いが出てしまうのか、それが百年を超える伝統の力があるか否かです。
しかし、都心に近い千葉ならば難関私立大学では松戸国際高校の方が多いのではないとか思う人もいるでしょう。
残念ながら難関私立大学への合格者も私の母校の方がもちろん多いのです。
伝統の力とは?
書きませんよ、秘密です。
一部だけ書いておきます。
・宿題を出さない
・生徒を怒鳴らない、叩かない ←昭和の時代でも
・調査書など担任に届けずに事務室で自分の好きに何通でも発行してもらえる
・校則ゼロ
・職員室に質問に行く者ゼロ
・肝心の指導法は普段の私を見ていれば塾生親子は知っているように、同じように先生方が熱心だったということです。
先生方はみんな卒業生ですから、校長先生から事務職員まで。