学校と塾を比較してみて下さい。
学校は朝から夕方まで授業があります。
それでも伸びない生徒がたくさんいます。
落ちこぼれ・落ちこぼしがたくさんいます。
塾は週にたった300〜350分。
それで学校と同じことができる訳がありません。
ところが、大抵の生徒や保護者は塾に対して学校以上の成果を期待します。
ならばどうするか。
覚えるべきことを明確に指示してあげることです。
例えば、中学生には理科と社会に関しては全員にそれぞれ一冊ずつの問題集を渡してあります。
暗記するだけの本です。
音読する、しつこく何度も音読するだけで、理科と社会に関してはその一冊ずつでトーカツ程度ならば足りてしまいます。
国語はベースが日本語ゆえに、大きく点数が悪いことは考えにくい教科です。
しかし、英語と数学はそうはいかないのです。
中学生で数学が苦手な生徒は小学校の算数が理解できていません。
そして、それを理解させる説明には動きが必要です。
塾に通う必要がない高い学力の生徒ならば、紙の参考書問題集で十分です。
動きなど必要ないというか、参考書の説明を自分の頭の中で動きをつけて読み取ることができるからです。
そういう高いレベルの生徒でない限り、数学は図形はもちろん、数量分野でも動きがあると生徒は理解しやすくなります。
また、文字に過ぎない英語でも、実は指導する者の動きのある説明で生徒は理解が進みます。
開校して以来、塾内で最も学力が低い生徒の進学先がトーカツ、そのような現実が多々あります。
なぜならば彼らは理科と社会が満点ないしは満点に近い得点結果を出しているからです。
過去の5教科による普通の入試だった頃にトーカツの合格最低点は450〜475点。
450点の年に理科と社会が満点ならば450−100−100=250点。
これを英数国の3教科で取れば合格です。
もちろん英語は確実に満点が取れるように指導しています。
だから実際には250−100=150点。
数国の2教科で150点を取るだけで良いのです。
いかに理科と社会で満点を取るかが大切なのか分かると思います。
中には理科や社会でも記述式問題が出されるから単なる暗記では無理ではないかと思う人がいるかも知れません。
さて、記述式が得意な生徒と苦手な生徒の違いが分かるでしょうか。
苦手な生徒はそもそも暗記しておくべき事柄を覚えていないのです。
だから書けません。
たかが公立高校入試の理科や社会に難問など出ません。
暗記すべき事柄が頭の中に入っていたら、書けてしまうのです。
理科と社会は暗記だけで満点が取れます。
教え子たちは取っていました。
当校を始めてから今日に至るまで高校受験合格先の累計は以下の通りです。
1、千葉県立東葛飾高校
2、茨城県立土浦第一高校
3、千葉県立船橋高校
4、私立江戸川学園取手高校
5、その他
これが達成できるには生徒や保護者に様々な指示を出します。
1円もかからない指示ですから、伸びる生徒や保護者はみんな実行してくれます。
過去最も低い偏差値でトーカツに合格した生徒は、最後の公開模試で偏差値が僅か53でした。
内申書も悪い生徒です。
いかに本番で点数が取れたか、彼の合格が指示・作戦の効果を物語っていると思います。
一般の塾では次から次へとオプションを選ばせて月謝が10万円なんて珍しくもありません。
残念なことにそのような生徒ほどトーカツのレベルには行っていませんよね。
結局、指導する者の学力・学歴、そして責任は重大です。