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「大人の体になる準備」…女児を自宅廊下で何度も性的暴行した小学校教諭 身勝手すぎる呆れた言い訳
11/5(日) 9:00配信
FRIDAY

’23年2月2日、千葉県流山署は小学校教諭(当時。後に懲戒免職)の水沼宏嘉被告(ひろき・31)を未成年の少女Aさんへの強制性交の疑いで逮捕。4月17日より、千葉地裁松戸支部で公判が始まった。

’22年11月19日と’23年1月16日に強制性交をした罪で水沼被告は起訴されたが、公判のなかで昨年11月から今年の1月までになんと、10~15回も性行為やわいせつな行為をしたと余罪を明らかにしている。

法廷では今回、起訴された2件の詳細が明らかになったが、およそ教育現場に立つ者とは思えぬ非道かつ無責任な行為だった。

たとえば11月19日の犯行は、以下の通りである。

水沼被告の自宅に連れてこられたAさんは玄関口で足がすくんでしまったという。動けなくなったAさんを水沼被告は「中に入るように」と押しながら進み、そのまま廊下で性行為をした。

「なぜ廊下だったのか?」という裁判長の質問に、「リビングや寝室のある部屋だと妻や息子のことを考えてしまい、罪悪感が生まれるため、無意識のうちにそこまで行かなかったのだと思います」と答えている。

Aさんが水沼被告の自宅にいた時間は30分から1時間程度。性行為のためだけに自宅に連れてこられ、行為が終わるとすぐ彼女を連れて水沼被告は家を出てた。

水沼被告が勤務していた小学校のホームページには、「大人の体になる準備」と性教育をする被告人の姿が載っていた。

被害者家族の代理人弁護士が「何を考えながら、生徒に性教育をしていたのですか?」と質問すると、「ちゃんとした知識を持ってほしいと思っていました」と回答。しかし、代理人が「未成年では、性行為で子宮が破裂したり大ケガを負う可能性もあったのではないか?」「避妊具をつけずに行為におよんだこともあったようだが、妊娠したらどうするつもりだったのか?」と質問を続けると、「申し訳ありません。そこまで考えていませんでした」と無責任な答えを繰り返した。

行為の後、水沼被告がAさんに向けて「早く同年代の彼氏をつくれ」と発言したことに触れ、「行為が発覚したとき、誰かに罪をなすりつけるつもりだったのではないか?」と代理人が質問すると「それはありません」と否定した。

水沼被告は「子供たちひとりひとりと向きあえるような教師になりたい」と教職を志したというが、大学時代から小児性愛者向けのマンガを何冊も購入し、処分せずに自宅に保管していたことが警察の捜査で明らかになっている。

代理人が「不純な目的で教師になったのではないか?」と質問すると、「そういうもの(小児性愛)とは無縁だと思っていた」「そういうものが『ない』と思いたいだけかもしれませんが」と意味不明な回答に終始した。

しかし、「被告人がいま認識している性癖について確認します」と検察が補足質問に立ち、「取り調べで、『自分の性的な対象は女子小学生から30代前半ごろの女性だ』と話したことは覚えていますか。上の年齢はともかく、幼い女の子に対して性的な関心を持っていたのではないですか?」と質問すると、「いま思うと、世間的にロリコンといわれるような性癖が自分のなかにあったかもしれない」と認め、今後、専門のクリニックに相談することを約束した。

10月23日、論告弁論に先立ち、Aさんの母親が意見陳述をおこなった。

娘の口から、水沼被告に何をされたか聞いたときの衝撃を語り、「被告人は娘の心と体に傷をつけ、オモチャにしました」「娘は涙が止まらなくなりました」と声を震わせた。

いまだにAさんが、水沼被告のことを「好きだったのかも」と口にするなど、気持ちを整理しきれていないことに触れ、「専門家によると、典型的なグルーミング(被害者となりうる人物に近づき、親しくなって信頼を得る行為)による洗脳状態だとのことです」と怒りをにじませた。そして、最後にこう訴えた。

「被告人のせいで、私たち家族は人生が狂いました。しかるべき判決を下していただきたく存じます」

「娘は品性下劣なわいせつな言葉をかけ続けられた」「頭を押さえつけられたり、乱暴な扱いを受けた」

Aさんの母親が語るおぞましい行為の数々に、傍聴席でメモをとっていた水沼被告の父親はペンを止め、呆然としていた。

論告弁論で検察は「性的な知識に乏しい被害者に、巧みに誘いをかけた卑劣な犯行」であり、「常習性があり悪質」と懲役6年を求刑。弁護人は「できるだけ寛大な処分をお願いしたいと思っています」と述べるにとどめた。

現在、保釈中の水沼被告は専門のクリニックに通院しながら、朝晩は畳の上で正座して「被害者のことを考える」反省の日々を送っているという。

判決は12月4日に言い渡される。

取材・文:中平良