これから書くことは子供の病気についてです。
頭の悪い生徒には見事なほどの共通点があります。
その代表が↓です。
「バカな子供のウソ丸に騙され続けるバカな親」
入塾相談の際に、学校のテストはいつも90点くらいは取れていると、自慢なのか安心なのか、そのように語る小学生の親がいます。
親バカなのでしょうが、バカ親です。
小学校のテストは満点が取れて当たり前のように業者は作っています。
ですから、90点という結果は相当に頭が悪い子供である証明です。
そして、さらに親バカかつバカ親の問題点は、子供のノートを見て丸がたくさんあることで安心している愚かさ。
子供に教える仕事をしている者ならば誰もが気づいているのがウソ丸。
答えが間違っているのに丸をつけてしまうのです。
親は問題文を知らないから、赤で丸があると真に受けてしまいます。
さらに重症な生徒は自分の間違った答えを消してこっそりと書き直して丸をつけてしまいます。
こういった行動は既に子供の心が病んでいる証しです。
もちろん親は何も知りません。
時々この事実を親に知らせることがありますが、親のショックは大きいですよ。
中には全く解けずにまっさらなノートに鉛筆やシャーペンで答えを書き写して赤で丸をつけてしまう生徒もいます。
このような事実を親が全く知らないことが子供を手遅れな状態にしてしまうのです。
悲劇はこの悪癖が身体に染み込んだ習慣です。
病を治さずに高3になった時に最大の過ちを招きます。
国公立大学受験の際には全国共通のセンター試験を受けなければなりません。
共通一次試験が導入された時から生徒は自己採点をして、その点数によって志望校を決めることが、まるで制度化されたような受験システムになってしまいました。
私たちの世代は国公立大学の個別試験の一発勝負。
旺文社の模試を受けて出て来た数値が自分の学力です。
カンニングでもしない限りはごまかせない自分の学力がそこに提示されます。
ところが、現在のバカ親はこの自己採点に騙されるのです。
センター試験の直後に各予備校のセンターリサーチに自己採点結果を記入して提出。
この際に甘めに採点するというか、本当は間違っている問題も正解としてカウントしてしまう生徒がいるのです。
ウソ丸です。
ウソが記入されて出来上がった個票が数日後に届きます。
良い結果がそこには出ている訳です。
親はまんまと騙されています。
だから合格を期待してしまうのはもっともです。
しかしながら、二次試験の結果は当たり前ですが不合格。
病気に気づかなかった、病気を治さなかった、その報いです。
では、親は何を信じたら良いでしょうか。
それは一般会場で受けた模試の個票が一番正しい学力を表していると言えるでしょう。
一般会場を一人で申し込んだら、周りには知らない受験生ばかり。
カンニングもできませんから、本当の学力がはじき出されます。
その個票の数値を見れば、我が子がちゃんと勉強しているかどうかがはっきりと分かります。
特に高3秋の模試です。
夏休み中に努力した結果がそこに表れます。
それが我が子の本当の学力です。
それを見れば国公立大学を我が子が受験する資格があるかどうか明確に捉えられます。
もちろん私立大学もどこまで合格可能なのかも分かります。
親が子供の病気に気づかずに受験に突入したら、結果は火を見るよりも明らかです。