エージェントLINE。。。

 
 
「やられましたよ。。。。」
 
「緊迫しているとは思ってましたが、状況がよくわかっていません。どのようでした?」田沢参謀
 
「結局、1位と2位が保護者選定委員になりました。会長推薦で近田さんに連絡するところまでは田村さんは持ち込まれたのですが、近田さんは受けて下さらず。会長推薦に持ち込むまでの話に民間委員会が納得せず、その場で解散しようとしました…。」重森さん
 
「ちなみに2位はあちらで一番まともそうな西田さんです。まあ。。。結果オーライです。そして民間委員会は今月11月末で解散となりました。」
 
解散!? なぜに?田沢参謀
 
「逃げたんですよ。」
 
「えっ! きたねー!、なんですか、そりゃ!?」田沢参謀
 
「そうですよね。私も「はっ?」ってなりました。」
 
「あの人ら、今後はどうするつもりなんですか?」田沢参謀
 
「一保護者として圧力かけてくるかもしれませんね。」
 
「では、宮田さんの読み通り、解散して圧力かけてくる感じですか。」田沢参謀
 
「そうかもしれません。。。。」
 
「しかたないですね。結果は結果ですし。とはいえ、解散理由はこっちが悪いようにするんでしょうな。」田沢参謀
 
「その時こそタダじゃおかないですよ。しかし。。。あんな逃げ方あるのかな。。。人として最悪ですよ。」
 
「他の保護者がどう反応するか色々あると思いますが、てか、自分たちが言い出して始めたことをほっぽり出すってどういう神経しているんだろう。2位の人の立場は?」田沢参謀
 
「わかりません。ちなみに2位は西田さんです。彼女に全ての責任を押し付けてほっぽり出したのかもしれませんね。」
 
「完全にはしご外されていますよね。いたたまれないな。良かれと思って参加してはしご外されて、最悪ですね。」田沢参謀
 
最悪ですよ。
 
民間委員会が消えてしまったので以後の業者対応は現役員で受けることになってしまい、私ら役員としてはがっかりですが(今度は要望を受ける側になるので)、役所の選定委員会自体は近田さんが入らずともうまく進める事ができると思います。そこは私なりに調整していきます。」重森さん
 
「よろしくお願いします。ただ民間委託導入後はなんとも。。。どうなるかはわからないですよ。」
 
「導入後はなんとも、というのは?」田沢参謀
 
「他学級で民間委託が途中破綻した坂戸地区ですが。。。ああいう人らって。。。こすいんですよ。表向き穏やかにするでしょうが、導入後の4月以降はわからないですよ。」(※第9話参照)

 

「それは特にどのへんがですか?」田沢参謀
 
「説明しづらいです。。。ただ言えるのは。。。今日はしんどかったですよ。。。」
 
「そうですか。しんどそうですし、今日はこれくらいにしておきますか?」田沢参謀
 
「まだ大丈夫ですよ。 自分の中でなかなか消化しきれていないです。」
 
「ここ数週間めまぐるしかったですし、一旦整理して明日以降にしますか? レコンキスタの女性陣はどんな様子ですか?」田沢参謀
 
「帰りに一緒になった副会長の鈴本さんは超不安そうでしたよ。分断した雰囲気を感じてがっくりされたようですね。あとは…副会長として田村さんをサポートできなかったと…少し涙ぐまれてました。宮田さんは民間委員会の誰かと話しながら帰ってましたので、調整に動いてくれているのだと思います。まあ、今回の保護者選定委員の件は一勝一敗くらいな感じですかね。それと…意外と酒田さん気が強くてびっくりです。」重森さん
 
酒田さんはなんとなくわかりますね。そんな感じの人ですから。私はほとんど接点ないですが、嫁さん経由で話は聞いたことがあります。攻撃的な印象です。ちなみに、付き合いはありません。」田沢参謀
 
「今になって思いますが、やっぱり 気持ち悪い人たちでしたよ。幸田さんとか。。。あそこまで1位と2位にこだわるとは。。。」
 
全く聞く耳持たなかったですね…あの人ら」重森さん
 
「なんで あんな風なんでしょうか? フツーだったら妥協案でおれてくれると思ったんですが。。。」
 
「匿名にあれだけの執念を出すとか、参考案を全く受け入れないとか。むしろ、よくあんな状況下の中で田村さんが近田さんの推薦案をねじ込めましたね。」重森さん
 
「近田さんとはちゃんと電話で話したんですが、無理いえばやってくれそうでしたが、あの状況ではさすがに申し訳ないと思ったので、積極的には誘えませんでした。民間委員会のような、なんていうか。。。不幸な人間の中に近田さんに入ってもらうって考えたら。。。無理言って誘えませんでしたよ。」
 
 
(続く)