引き続き、市役所懇談会で次のテーマへと。
テーマは
「坂戸(さかど)地区の学童保育で導入された民間委託について」
と、その前に予備知識。
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水都市には、公立小学校36にそれぞれ学童保育があって、
どこも慢性的な指導員不足(市役所直営職員)の状態。
役所としては、36校中3分の1の12校を民間委託運営に切り替え、
直営指導員を他の公設公営に割り振ることで、
この指導員不足の状況を打破することが狙い。
・直営指導員の募集
・民間委託運営
この二つの施策で、
市役所としては、年々利用者が増加する学童保育という行政サービスを
維持しようと躍起になっていると思われる。
であれば、
そのまま民間委託化を推進してもらえればいいのでは?
と思いきやことはそう単純じゃないようです。
何故なら。。。。
学協連は、
民間委託が進むと「保育の質の低下」を招く
と主張しています(根拠は不明で全く理解できないが)。
また、
学協連は市内公設運営の各父母会代表者だけでなく、
実際の保育を行う学童保育指導員も構成員として組織の中に入り、
その結果、組合色が強くなりました。
学童保育指導員の待遇改善や研修制度の充実、
それらを訴える署名活動が活発になり、各学級にも署名活動の要請を行います。
また、現在の公設公営で運用されている学童保育が民間委託されると、
今いる学童保育指導員さんの立場が追いやられることを意味します。
つまり既得権益が脅かされるということに。
表向きには「保育の質の低下」という文言を盾に、
一貫して「民間委託反対」の立場でした。
一方で、我が子を預ける保護者にとっては、
指導員さんの立場が冷遇されると「保育の質の低下」する
といった不安に煽られるので、
現状の公設公営の学童運営の維持に協力的だったりします。
つまり民間委託運営に反対の立場になったりします。
(理性的な人は単純に反対したり賛成したりしませんが。。。)
(理性的な人は単純に反対したり賛成したりしませんが。。。)
学協連を構成する父母会代表者と学童指導員、
そして学協連に感化された保護者が左寄りの活動へと。
そんな活動に協力するのは面倒だと思っている
フツーの保護者のほうが人数的には多いはずですが、
声を大にして反対意見を言うのは、
面倒なことに巻き込まれることを意味するので、
淡々と協力しているのが実情です。
しかしその年の4月から、
熾烈な反対運動があった坂戸地区で
学童保育の民間委託運営 が導入されました。
市役所懇談会での第二のテーマが、その民間委託運営に関してでした。。。。
とーーーっても紛糾しました。
第009話へ続く
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