07「ラッサム」辛口(にしきや/2018) | 楽団長のレトルトカレー図鑑

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図説:レトルトカレー古今東西。

 

【製品情報】

にしきや、100g、¥250-@都下スーパーマルエツ2018/01、2018/01期限。

「タマリンド風味のトマトスープカレー」「本格インド料理」「南インドタミル料理」

 

【解 説】2018/05/19

 


 辛い!本シリーズ最強の辛さだ。

 思ったよりもシャバシャバシャではない、トロミのあるトマトスープカレーと云った趣きだが、酸味もトマトが優勢で結構優しいし、タマリンドの個性的酸味風味は前に出てこない感じ。反対にトマトの甘みが感じられる仕上がりだ。

 それにしても辛いなー(笑)。
 爽快な傾向の辛さなのだが、黒胡椒よりも赤唐辛子的な感触に感じられる。そしてトマトの濃さでやや緩和されている感もありつつ、シャバシャバではないので、思った程、爽快でもなく、嗚呼そうかい…と云った、一寸、絡み付く感じで、スッとサラッと喉を通過するのともまた違った味わいだ。

 具材はトマトのみ。



 このラッサムだけ半分程啜りつつ、それにしても辛いなーと、本シリーズ謳い文句通り、今回、初組み合わせしてみたのは、自宅作り置きの南インド料理…キャベツとカシューナッツの炒め蒸しココナッツ風味なのだが、これが実に合って、最終的にはラッサムの器に残りご飯とキャベツのを全投入してインドカレー宜しく、全て混ぜこぜにすれば、此れはラッサムの辛さを全てが受け止め融合し、ひとつの銀河を形成…辛味の抑えられた、ココナッツとカシューナッツのリッチな風味の、とてもいい味わいとなった。

 



 やはり此の手の南インド料理は、適当に数種のカレーをご飯に混ぜ込んで頂くのが、最も旨いのだと思う。快感です。

 ちなみに此のラッサムと云う料理も自宅で割と作るのだが、初めて頂いた此の市販レトルトの味わいとは、随分と違った自分好みの作り方になっているんだな、と改めて思い知らされた。
 私好みの場合は、タマリンドの酸味風味と黒胡椒の辛味風味を前面に出し、トマトは全く煮込まず、完全にサラッとシャバシャバに仕上げる。

 一方、本格的なものは、シンガポールはリトルインディアの南インド料理店で、かなり昔に頂いたと思われるのが最初で最後…全般的に非常に美味かった感激しか記憶になく、要するに本物の味はひとつも知りません(^◇^;)。
 いい加減な解説だったらゴメンなさい(笑)。

美味さ★☆☆、具材的旨さ★☆☆、
香り風味★☆☆、旨味★☆☆、コク★★☆、甘味★☆☆、辛味★★★、酸味★☆☆、苦味☆☆☆。
内容インパクト★★☆、ジャケインパクト★★★。
価格的高級度1/2量250☆☆☆、対価格満足度★★★、ご当地度★★★、オススメ度★☆☆。