静岡県蒲原名産「蒲原いわしカレー」(2018/静岡県) | 楽団長のレトルトカレー図鑑

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図説:レトルトカレー古今東西。

 

【製品情報】

かんばら口福屋有限会社やましち(静岡県静岡市清水区蒲原)、200g、¥価格不詳-@河津ローカルスーパー2018/03、2018/07期限。

 

【解 説】2018/04/16

 

 蒲原で「かんばら」と読むのか…ご当地レトルトカレーには本当に勉強させられる(笑)。

 3月上旬、河津桜を見に伊豆の方に赴いた。現地のスーパーで購入。


 尚、ジャケには「蒲原で云う”イワシカレー”は、魚肉は使わずに”イワシ削り節”を使ったもの」云々と謳われていて、知らずに後から吃驚仰天したのだが、以下の文章は、何も知らずに食後に直ぐ記したものである。

 「魚のフレーク状に混ざり込んだ歯応え」等といい加減な事を記していることについては、どうか御容赦頂ければ幸いです。その時の感激やインパクトなどの主観を優先しました。

 


 開封して広がるのは、何処か懐かしげなカレーの香り。
 そして黄濁色のカレーがドロリンと器に横たわって行く。
 膜の張りかけたグレイビーソースを掬えば、じゃが芋や人参の細切ればかりで、イワシの姿が見えない。



 一口。
 …!、こ、これは…!

 

 魚のフレーク状に混ざり込んだ歯応えとイワシの旨味風味が口いっぱいに広がるではないか。
旨い。
 小麦粉の粘度は感じられず、溶ける程に煮込まれたじゃが芋人参の自然なトロミ食感、その野菜の優しい味わいも相まり、なんとも旨い。

 魚カレーだからと云って具材の主役を占めるではなく、カレー其の物と融合して、ひとつの宇宙を形成している。だからと云って、京成上野駅から銀河鉄道に旅立つではなく、此れは静岡のカレー。

 さて置き、旨い。

 傑作だ。


美味さ★★★、具材的旨さ★★★、
香り風味★★☆、旨味★☆☆、コク★☆☆、甘味☆☆☆、辛味☆☆☆、酸味☆☆☆、苦味☆☆☆。
内容インパクト★☆☆、ジャケインパクト★★☆、
価格的高級度☆☆、対価格満足度、オススメ度★★★。