とにかくモスクワでは便座を確認して、社会主義の堕落さも経験して翌朝ロンドンへ。
と、こ、ろ、が…昨日のジャンボから打って変わりボロの小型ジェットへ機体が代わってました(T_T)
これが揺れる、揺れる。座席は狭いしちょっとしたことで凄い音が鳴るしで地獄行きかと思ったくらい。恐るべしアエロフロート!
それでも何とか街中に有るロンドンのヒュースローへ無事着陸。
着きました、霧の都。切り裂きジャックにホームズの街。
この時は本当に初心者だったから「地球の歩き方」で安くて評判のいいBBへ直行!
BBはベット&ブレックファーストの略ですよ。日本風に言うと一泊朝食付きの宿。
先ずは、駅前留学してた時の先生のオススメのフィッシュ&チップスをビネガーでトライ。これが不味い。味がないと言うかとにかく不味い。タルタルソースとかケチャップでも有ったらまた違う感想言えたんだけど。これがロンドンスタイル。あと、量も多かった_| ̄|○
因みに数年前にカナダで食べたそれは美味しかったけど。
あとはバスの一日券とか買って、とにかく観光。大英美術館やらロンドンブリッジ、ビックベンやら。
そんな名所よりダブルデッカーとかに飛び乗ったり、降りたりの方がいい思いでだけど。あんなシステムは日本ではすぐ禁止になるだろうな。
そんなこんなで数日滞在しただけで物価が高く、食事もイマイチなロンドンから逃げることにしてドーバー海峡をフェリーで渡るために嵐の中港街にバスか電車で移動した。
本当に凄い嵐でフェリーの出港は未定状態。ただ、船内にはカジノが有ったりで施設が充実していたおかげで退屈はしなかったけど。
ただ揺れもかなり酷かったからなかなか寝ることが出来なかった。しかもそのうち隣の部屋から船酔いか何かで豪快に嘔吐している音が絶え間無く聞こえて来たり、船底からバキバキッと聞いたことがない様な激しい音が響いてきて相乗効果で豊かな想像に怖くなって寝るどころではなかったって言うのも事実。
本当に一人じゃなくてよかった。次の日にサイトウ、ヨシダに聞いてみたら二人も同じ思いで眠れなかった様子。だから、三人でよかったということで無事オランダのアムステルダムに着いた時は自然と笑顔。
これが「九死に一生を得る」って事だったかもしれない、いや大袈裟じゃなくて。
今だったら絶対ビールで乾杯してるな。それ位の恐怖を味わったんだな。
あれから二十年近く経つのに記憶は鮮明だ。それにフェリーは今では少し苦手になった。
ただ、旅の思い出としては今では最高の思い出だけどね。
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