ガクエムです。

 

 アツいですね。

 さて、僕の最新アルバムの中にオー・オモテサンドウという楽曲があります。去年のキャンピングカーツアー中、台風で足止めを食らったパーキング。その車内で始まった洋楽替え歌フリースタイル大会(笑)でふっと僕におりてきたフレーズ、

 『オ〜、オモテサンドウ〜』

 それをツアー後、清書したものです。

 

 

 元々の楽曲は1969年のフランス在住アメリカ人、ジョー・ダッサン さんの

 『オー・シャンゼリゼ』

 

 

 

 この曲、1971年にダニエル・ビダルさんがレコーディングしたバージョンが日本で大ヒットしました。

 

 

ところがこのオー・シャンゼリゼ、そもそもがカバー。原曲は1968年にジェイソン・クレストというバンドのウォータールー・ロードがそれです。ロンドンのウオータールー通りが舞台となった曲でした。

 

 

 

 いろいろな経緯や電波、仲間たちとの語らいがヒントとなって、そして時を経て、僕のところにそのフレーズがやってきた!

そんな具合です。楽しみながらレコーディングをして、楽曲を完成させました。レコード会社を通し、著作権者にも通達。カバーの申請も無事終了。さあ、アルバムへ入れましょう!

そんなタイミングで、

 

 『あ、表参道なら既にKANさんがやってますね!』

 

 友人のミュージシャン、ヨースケ@HOMEからまさかの指摘が入りました。

 なななんと!

 大至急検索するとがーん!この業界の大先輩であり、尊敬すべき音楽人KANさんが既にオー・シャンゼリゼを

表参道として発表済み。これは困った!どうしよう、、、、、

 曲入れるのやめるか、、、、、

 KANさんにどうにかアポとって相談するか、、、、、

 マスタリングの作業がその日に迫るなか、最後の最後まで悩みました。それで僕が出した回答は、

 

 『入れちまおう』

 

 でした。楽しかったキャンピングカーでのセッション。その思い出はウソではない。KANさんと同じフィーリングを持っている自分を逆に褒めるべき!そう決断いたしました。

 

 先日、ラジオの出演をきっかけにKANさんとお食事に行くことが出来ました。

ラジオの中で、

 『許可も何も僕の表参道だってカバーだし、問題ないよ。シャンパン2本で解決です!』

 そう優しく(笑)認めていただきました。食事会は本当に楽しかった。音楽制作についてのイロハ、普段の生活、これからの未来など。共通の友人であるヨースケも駆けつけて、充実した夜となりました。シャンパンは贈呈させていただきましたが、それ以上に遠慮なくガブガブ飲んで、結果ご馳走になるという(汗)。

 

 KANさん、有難うございました。

いつかどこかの舞台で、お互いの表参道を歌いあいましょう。よろしくお願いします。

 

KANさんのハイクオリティーな表参道はこちらで是非!

https://itunes.apple.com/jp/album/表参道/966121931?i=966121939