ガクエムです。

 サッカー部を高校一年で辞めた。レギュラーが取れなかったから。そこに僕の居場所はないと思ったから。部活の友人と廊下ですれ違うときは目を伏せて歩き、グランドの横を通れば早いのに、帰宅はわざと遠回り。仲間の蹴っている姿をみることが出来なかった。
 大切だったサッカーとの決別。ぽっかりと空いた胸の隙間を埋めてくれたのが、音楽。ラップだ。没頭した。気がつけば仲間が出来て、CDを出して、日本中を駆け巡った。シングルはミリオンを出したし、アルバムも好評。紅白にも出た。
 サッカーのことなんか思い出しもしなかった。音楽三昧の日々。そんなある日、いつもだったら絶対に見ないサッカーの中継をたまたま目にしてしまった。日本対ブラジル。アトランタオリンピック。”マイアミの奇跡”と呼ばれた、王国ブラジルを破ったあの試合。1-0で日本の勝利。涙が出た。
 「サッカーなんか面白くないし、興味もない」
 そんな言葉を吐いて、目を背けていたちっぽけな自分に腹がたった。
 そしてサッカーを再び始めた。怠けていた体。肺はすぐに悲鳴を上げたし、足は思うように動かない。でも気持ちがよかった。仲間を募ってチームを作り、毎週走った。仕事の合間を縫ってことあるごとにボールを蹴った。ピッチに出て汗をかき、走った。シャワーを浴びて気分を変えて、音楽に向き合った。このサイクルが本当に良かった。
 気がつけばデビューから22年。ソロになって15年。音楽を続けてくることが出来たのも、フットボールのおかげ。僕はそう思う。
 フットボールから貰った沢山のものを音楽で返したい。志を同じくする同志と出会いMIFAを立ち上げた。たとえ言葉が通じなくても僕らはそれで繋がれる。ハッピーになれる。今ではそう確信している。
 話が長くなった。
 本当に恐縮するぐらい素晴らしい仲間とフットボールをすることとなった(今回は純粋にフットボールだけ。ライブはありません)。選手の一人として、子供の頃に夢にまで見た日の丸を背負ってサッカーをしていた本当の選手達と共にチームを組むこととなった(中学の頃の僕が今の僕を見たらばなんて言うだろう?! 諦めずに続けていたら好い事あるぜ!そう言ってやろうと思う)。チーム名はJ-LEGEND & MIFA FC 。対戦相手は福島県の高校生選抜。地元の高校生達にも、その家族や友人にとっても、そしてそこに住む人たちにとっても素晴らしい一日になればいいな。そんな気持ちで企画しました。是非会場に足を運び、その試合をご覧ください。素晴らしいプレーには拍手を、不甲斐ないプレーには愛を込めたバッシングを。心よりお待ちしております。

福島復興支援エキシビションマッチ supported by MIFA 開催!

【タイトル】
2014 明治安田生命 J3リーグ 第20節  福島ユナイテッドホームゲーム / 福島民報マッチデーイベント
福島復興支援エキシビションマッチ
Jドリームス & MIFA FC VS 福島県高校選抜

【会場】
とうほう・みんなのスタジアム(県営あづま陸上競技場)
〒960-2158 福島県福島市佐原字神事場1番地 あづま総合運動公園内

【日程】
8月3日(日)
11:30 開場
12:00 キックオフ(30分ハーフ/ハーフタイム10分)

【Jレジェンド & MIFA FC】
名波浩/中山雅史/小倉隆史/福西崇史/田中誠/平野孝/都築龍太/名良橋晃/戸田和幸/宮本恒靖/
GAKU-MC/桜井和寿/SUNNY/ナオト・インティライミ/

【チケット】
当日15:00より実施される主幹イベント『福島ユナイテッドFC vs 相模原SC』チケット保有者のみ観戦可能
料金、規定は主幹イベントの規定に準ずる。

詳細は福島ユナイテッドHP又は福島民報社HPをご覧くださいませ。

■福島ユナイテッドHP
http://fufc.jp/news_cat/8月3日

■福島民報社HP
http://www.minpo.jp/pub/MIFA/