こんにちわ。
“過疎との闘いにあきらめはない”
徳島県・那賀町から、
地域の問題を真摯に考える、柏木岳です。
権限分立をどうやって追及していくのか。
もみじ川温泉指定管理者選定における
一連の手続きにおいて、
監査に対する提出者からの意見陳述の機会があり、
全幅の信頼を持って臨んだ。
しかし、この「一連」に凝縮された
本当に問題点の多かった選定過程において、
僕の提出した文面の言葉の解釈を巡って
意図しない部分にまでの議論になり、
予定時間を大幅に超過してでも
釈然としない陳述機会となった。
提出文面における文言の解釈には相当こだわられたが、
僕が問題としている1つである
「公の施設管理条例」(略称)の条例文言には
その含意を汲み取って
今回の裁定を下していただきたいということをしきりに伝えたが、
どこまで汲んでいただけるかどうか。
議会も同意した監査委員の人事であるし、
代表委員が主になって下された
過去の裁定にも信頼を寄せている。
しかし、自分が初めて意見陳述という過程に
進ませてもらった経験からすれば、
監査も含めた政治過程において
さらに問題提起が必要であることを認識させられ、
ほろ苦いものとなった。
全て人間の為すことだ。
捉え方は人さまざまである。
そして、それも含めて政治、監査、そして裁判である。このことが制度として抱え続ける問題点を今後も心に刻み続けたい。
やはりあのときの裁判例が頭をよぎる。
7年前に現在は同僚として議席に並ぶ同志から出された
4億円もの公金横領事件に対する
“現”町長の責任を問う裁判。
最大の当事者であった囚人となった前町長も、
それに関与させられた出納室長も
取り調べ過程で現町長の事実認知を物語る描写を
具体的に陳述されていた。
一審で一部その責任が認定されたが、
高裁では完全シロ。
一方で、同じ日に初当選された
河野石井町長が暴いた前石井町長の汚職事件では、
前町長に加え2人もの町議が
逮捕されるところまで行き着く。
選挙での勝利が住民の民意。
その民意が傾いたほうに、裁判の裁定も下る。そう思わざるを得ない苦々しい“前例”。
高度な政治問題は裁判には馴染まない
「統治行為論」があるが、
地方レベルの汚職などでも
政治と司法の関係について課題を浮き彫りにさせられる。
「白河の清きに魚も住みかねて
もとの濁りの田沼恋ひしき」
江戸時代の教訓は他山の石として、
やはり僕は21世紀を白河で生きたい。
忌憚のない、メッセージ&コメント、お待ちしてます