広島は、朝から冷たい小雨が降っていました。
試合は出来るでしょうが、この雨がどちらのチームに味方するのか?
結果から言えば、ホームのカープが地の利を生かしたという事ですね。
大谷は、160キロ越えが一球もありませんでした。
足元の悪いマウンドで、踏ん張りがやや、効かなかったというところでしょうか?
そんな足元の悪い中、カープの先制点はお見事でした。
石原が2回のスクイズ失敗からの三振&ダブルスチール!
日ハム側に、ほんの僅かな隙をつき、試合の流れを大きく引き寄せました。
誠也は、CS以降、バッティングの調子は良くないようですが、四球を選び、難しい判断のプレイを成功させてくれました。
好調不調というのは仕方ない部分とは言えないかもしれませんが、今できるベストのプレイを、昨夜は見せてくれました。
改めて、今夜の試合でも魅せてくれる事を期待しています。
4番松山!
日ハムファンの方からはどう映るかわかりませんか、カープファンには、見慣れたオーダーです。
100打点越えのカープの4番、新井さんは、今夜はベンチスタート。
日本シリーズの初戦、しっかりと結果を出した松山、素晴らしいバッティングでした!
まさに、4番の仕事でした。
そして、ブラッドのホームラン!
1打席目、右方向に良い当たりのライトフライでしたから、かなり期待していました。
しっかり、センターに打ち返し、スタンドイン!
7回も、力まずセンターへ打ち返して、勝負を決定付ける犠牲フライ。
こういうバッティングをされると、相手チームはホントに嫌でしょうね。
ブラッドはCSでも右方向のホームランを打っており、このシリーズは外せない選手となりそうてす。
4点目は鮮やかな、カープらしい得点でしたね。
広輔のツーベース、菊池が初球で送り、丸のタイムリー!
大谷をマウンドから引きずり下ろしたところで、一気に追加点を挙げて、勝利を大きく引き寄せました。
投げては、ジョンソンがレアードの1発のみの1失点。
足元も悪く、不運なヒットでピンチを迎えても、粘り強く投げてくれました。
初回のピンチを、中田翔、陽岱鋼を連続三振に仕留め、ピンチを切り抜けた事が、この試合の流れをカープに大きく引き寄せました。
CSの筒香を抑えたのと同様、中田翔を抑え切った事は、シリーズの流れに大きく影響するのではないでしょうか。
7回のピンチを今村
8回をジャクソン
9回を中崎
それぞれが、このシリーズの初マウンドを、良い形で下りる事が出来たのも、今後のシリーズへの自信となりますね。
開幕戦、しっかりと取ることができました。
終わってみれば、シーズン中でもあまりない、先制、中押し、ダメ押しと追加点をあげる、横綱相撲のような試合でした。
それは、それぞれの選手が、しっかりと役割を果たした結果です。
今日はセリーグの最多勝、野村の先発です。
今シーズンは、安定感バツグン!
6回まで、ゲームをしっかりと作ることが出来れば、必ずや勝機が訪れます。
緒方監督、駆け引きを憶えてきたんですか?
ゲーム前の予告先発の件といい、新井を初戦から外したり、スクイズ2回失敗後のダブルスチールといい、名将感が出てきましたか?
しかしながら、監督としての経験値、駆け引きでは、栗山監督の方が一枚も二枚も上でしょう。
今夜も、真赤なマツダスタジアムで、しっかりとカープの野球をみせてください!