Q 私は、やはり同じ先生といっても、子供に対する接し方や教育の仕方に考え方の違いがあると思います。
そうした考え方の違いがあれば、多かれ少なかれ教師同士で意見や方針の対立なども起こるような気がするんですが、もしよろしかったら、そうした先生同士の教育に対する考え方や接し方の違いを、どうすり合わせている、といいますか、折り合いをつけているのか?といったことを教えてもらえませんでしょうか?
とてもいい質問です。ありがとうございます。
簡単に言うと、かなり大きな意見や方針の違いがなければ、
教師同士、お互い口を出さないケースが多いと思います。
理由の一つ目は、
小学校の場合、学級担任は、一国一城の主的な立場です。
そのため、どのような教育方針で子どもに接しているのか、
他の先生からは見えにくいため、
相当明確な方針の違いがないと、注意しづらい面があります。
理由の二つ目です。
学年や学校全体に関わることでも、
教育方針が異なることは少ないです。
なぜなら、行事や日常生活のやり方やルールは、
毎年同じ子とを踏襲しているので、
方針が教師全体に浸透しています。
だから、職員会議や学年部会で意見を戦わせることも
あまり多くないように思います。
もちろん、突発的に起こったことや新しい行事を始める時などは、
職員会議や学年部会で、考え方をすりあわせます。
そこでも教師は、基本的に協調性がある人が多いので、
学年主任や管理職の意見が通ることになります。
で、私がこのような教員文化が嫌いでした。
ほとんどが、前年度踏襲、
学級担任は、自分のやり方が最高と思っていて、
自分の長年のやり方だけを頼りにしています。
これは、年功序列、若い教員が少ない、
変わったことをするとクレームの心配があるなど、
さまざまな要因があると思います。
でも、同じことを同じように、
毎年繰り返す学校現場は、私にはつまらない物に感じました。
それに、意見をぶつかり合わない組織は、
すぐに硬直化してしまうと思うのです。
学校には、何でもいいので、
新しさ、若さ、大胆さがもう少し必要な気がします。
とりとめもなく書いてしまいました。
あくまで個人の意見です。