後藤輝基「ホイップ」が出た！
いやー、これは素直にうれしい。後藤輝基って声がいいんだよな。
というか、よしもと芸人の歌は本当にはずれがないってぐらい。
藤井隆のプロデュースがすごい。
「SLENDELIE ideal」ってアルバム、今でも毎日聴いている。
ただ、今回の後藤輝基のホイップは
ちょっと・・・期待外れだったところがある。
全般的に、編曲がダメだった。
そもそもの曲の良さが活かされていないというか
前のオリジナルと変えるようにしたんだろうけど
雰囲気を変えてオリジナリティを出した結果
全く別のものに変わったというのは
いいんだけど、「もともとの曲の良さ」が結果として
つぶされてしまっている。
分かりやすいのはTo Be Continuedの「逃げたりしない」のカバー。
後藤輝基の声は本当にいいんだよ。歌い方も。
そうじゃなくて、編曲のリズム感が悪い。
原曲はストリングスとタイトなリズムでそこに
ボーカルの厚みが絡み合うんだけど、後藤輝基カバーだと
それが全くない。ストリングスをもっと入れないと
原曲の良さをコピーできないのでは。。。？
「想い出にかわるまで」もスターダストレビューの
名曲で、Aメロの穏やかさ、Bメロの突如始まる激しさのコントラストが
感情的な波を表現しているんだけど
後藤輝基カバーだと、AもBもまったりしていて
Bでリズムが止まってしまう。
原曲は、穏やか→激しさ→穏やかのような波で独特の世界が構成されるのに
後藤輝基だと、全般的に穏やかで構成されているから
聴いても曲の良さが分からない。
声を活かすという点ではいいんだけど
後藤輝基の声って、バックトラックの激しさがあって
まったりとした一本調子の歌い方が
映えるものじゃないのかな・・・？
「スローなDanceは踊れない」は期待通り本当にかっこよかった。
これはバックトラックもよかった。
上記の２曲とは違って
スピード感があって、オリジナルと肩を並べられるレベル。
やっぱり、バックトラックの激しさがあって
後藤輝基は映える。
うーん。。。他の曲にもいろいろあるんだけど。
でも、後藤輝基って本当歌がうまい
かっこいいなあ。。。
藤井隆には編曲についてもう少し考えてもらいたいなあ。
でも、ダウンロードしてよかった一品。
みなさんにもお勧めです。っていうか、SLENDELIE idealみんな聴こうよ。