実は昔、剣道をやっていた。
といっても、中学校までだったんだけど。
理由が簡単なもので、その当時、父の同僚が剣道部を
作ったんだけど、誰も子どもが通わない。このため、
時代劇好きの父が勝手に、自分を入れることにしてしまったのだ。
当然、時代劇にも、剣道にも興味がない自分は
かたくなに拒否するんだけど、父に殴られ、仕方なく入部。
夏や冬の合宿とか、週に2,3回は練習で
とにかく勉強せず、剣道ばかりだったと思う。
でもやっぱり、心の中には「やりたくないのに」という思いでいっぱいだった。
その剣道部には、厳しいルールがあり
破るとすぐに殴られていた。いろんなルールがあったと思う。今から思えば。
(ちなみに、警察官の講師もいたけど、これがまた優しい人だったなあ・・・)
その中の一つに、当時はやっていた
「ビックリマンシールを持ち込まない」
というものがあった。当然、殴られるのが嫌だから
みんな持ち込まない。
ところがある日・・・
自分のロッカーを開けてみると・・・・
大量のビックリマンシールが入っていた。
「あれ???俺のロッカーになぜ???」
疑われるのも嫌なのではがそうとしたその瞬間
他の人が入ってきた。
「これは俺のじゃないんだけど」
と言っても、小学生たちにそんな道理が通じるわけもなく
先生にチクられてしまった(って俺のじゃないんだけど)。
怒られてしまった。
しかし、自分のじゃないのに、なぜ怒られるのか?
ここが体育会系の理不尽さ。
でも、たまらず言ってしまった。
「シールを持ち込まないと、1回の規則を破ったことがないのに
なぜ疑うんですか?自分は持ち込んだ覚えもないし、ましてや
張るようなこともしない。そんなに信頼が無いんですか!?」
頭に来て、道場を出た。
家に帰って、とてつもなく悲しくて悲しくて
その日は何も食べずに、ずっと一晩泣いていた。
父に殴られるだろうと思って、覚悟はしていた。
しかし、不思議なことに、きっと同僚から聞いたであろう父は
何も自分には言ってこなかった。
道場に行かなくなって、1ヶ月近くがたった。
小学校のクラスメイトで一緒に剣道をやっていた友人は
「おまえが持ち込んだんじゃないというのはわかっているし
きっと他の小さな子どもが知らずに張ったんだろう」と言った。
でも、心の中では辞めると決めていた。
というのは、疑われた、っていうだけで悲しくて
もうやる気がなくなってしまっていたからだ。
疑う、疑われるというのはやっぱり悲しいものだと思う。
極力、人に何かの猜疑をする時は
裏づけを行い、徹底的に調べつくした上で・・・ということを
自分に戒めているけど、そのときのことがやっぱり
影響している気がする。
と、まあ、昔の恥ずかしい記憶をふと
マンガを読みながら思い出してしまった。
といっても、中学校までだったんだけど。
理由が簡単なもので、その当時、父の同僚が剣道部を
作ったんだけど、誰も子どもが通わない。このため、
時代劇好きの父が勝手に、自分を入れることにしてしまったのだ。
当然、時代劇にも、剣道にも興味がない自分は
かたくなに拒否するんだけど、父に殴られ、仕方なく入部。
夏や冬の合宿とか、週に2,3回は練習で
とにかく勉強せず、剣道ばかりだったと思う。
でもやっぱり、心の中には「やりたくないのに」という思いでいっぱいだった。
その剣道部には、厳しいルールがあり
破るとすぐに殴られていた。いろんなルールがあったと思う。今から思えば。
(ちなみに、警察官の講師もいたけど、これがまた優しい人だったなあ・・・)
その中の一つに、当時はやっていた
「ビックリマンシールを持ち込まない」
というものがあった。当然、殴られるのが嫌だから
みんな持ち込まない。
ところがある日・・・
自分のロッカーを開けてみると・・・・
大量のビックリマンシールが入っていた。
「あれ???俺のロッカーになぜ???」
疑われるのも嫌なのではがそうとしたその瞬間
他の人が入ってきた。
「これは俺のじゃないんだけど」
と言っても、小学生たちにそんな道理が通じるわけもなく
先生にチクられてしまった(って俺のじゃないんだけど)。
怒られてしまった。
しかし、自分のじゃないのに、なぜ怒られるのか?
ここが体育会系の理不尽さ。
でも、たまらず言ってしまった。
「シールを持ち込まないと、1回の規則を破ったことがないのに
なぜ疑うんですか?自分は持ち込んだ覚えもないし、ましてや
張るようなこともしない。そんなに信頼が無いんですか!?」
頭に来て、道場を出た。
家に帰って、とてつもなく悲しくて悲しくて
その日は何も食べずに、ずっと一晩泣いていた。
父に殴られるだろうと思って、覚悟はしていた。
しかし、不思議なことに、きっと同僚から聞いたであろう父は
何も自分には言ってこなかった。
道場に行かなくなって、1ヶ月近くがたった。
小学校のクラスメイトで一緒に剣道をやっていた友人は
「おまえが持ち込んだんじゃないというのはわかっているし
きっと他の小さな子どもが知らずに張ったんだろう」と言った。
でも、心の中では辞めると決めていた。
というのは、疑われた、っていうだけで悲しくて
もうやる気がなくなってしまっていたからだ。
疑う、疑われるというのはやっぱり悲しいものだと思う。
極力、人に何かの猜疑をする時は
裏づけを行い、徹底的に調べつくした上で・・・ということを
自分に戒めているけど、そのときのことがやっぱり
影響している気がする。
と、まあ、昔の恥ずかしい記憶をふと
マンガを読みながら思い出してしまった。