実は、密かな自慢でもあり、意外だと思われるんだけど
ラグビーに詳しい。

理由は、高校生の時、ラグビーがしょっちゅう体育の授業で
あったからなのだ。


別に、ラガーマンだったとか、そういうゲイっぽい話じゃなくて
本当にラグビーについては、意外だと思われるほど
分かっている。


自分の高校は、別にどうでもいい、進学校でもない
もう無くなってると思われるような、本当にどうでもいい
Fどころか、Zどころ以下の、定員割れを起こしていた
農業のような、本当にレベルの低い学校だった。

自分は札幌とか、北見とか(北海道)の
できれば、進学校へ行って、きちんとした進路につきたいと思っていたが
両親の関係で、それができなかった。


そこで、仕方なく、当時、実家があった近くの高校を
受けさせられるんだけど、そこの高校は、ラグビーだけが有名で

花園とかに過去1回か、2回、行ったことがあるというだけ。
(てか、特定される可能性あるなw)


とにかく、ラグビー部に入ったら、人生おしまい、みたいな位に
言われていて、必死で勧誘から逃げていた。

合格発表の前日に、「君、体重何キロ?」とか
不気味な電話がかかってくる、恐ろしい学校だった。

(スポーツ推薦で、ラグビー部は進学できるみたいなイメージがあるけど
 この学校は、あまりに学力が低いから、それもなかった)


そして・・・・ラグビー部に関連して
なぜか、恐ろしかったのが、「体育の授業」

週4回とか3回、そして、マラソンが21キロ、14キロなど
とにかく体育会系ばかりで

自衛隊のような、例えば、ほふく前進とか

毎月あったような気がするが、1時間にスクワット500回とか
訳のわからないことばかりで、最初の1ヶ月で
本気で、退学を考え、筋肉痛で階段を上がるのに、1時間以上かかり

体育教師にブン殴られるなんて当たり前の学校だった。


(ちなみに、後で分かったのだが、体育の先生や他の教科の先生たちは
 大勢が、他の学校で「問題を起こした」人で構成されていた。
 いわば、島流しの学校みたいなものだった)


ラグビーは週2回、それも2時間が2回。

保健体育も、なぜかラグビーのフォーメーションやら
そういう話ばかりで、とにかく、3年間ラグビーばかりだったという。。。。



昨年、ある縁から、しょっちゅう
新宿のスポーツバーに連れて行かれていて
しょっちゅう、ラグビーの試合を見せられていた。

そこで、飲み仲間が、プレーについて話すのだが
自分が解説をすると
「なんで、その外見で、ラグビーについて詳しいの?」
という話になる。



うん、実は上記のようなことがあったのだ。



ラグビーをやれば、チーム仕事とか、そういうことに
役立っている・・・・


んなわけないだろ!!!!!!!!!!



たぶん、ラグビーの本当に強豪高は、
みんな「ラグビーをやりたいから
やっていて、でも、うちの高校は、みんな


「絶対やりたくないけど、強制的に入れられて
 辞めたら殺される」ようなところで


みんな「やりたくてやってるわけじゃない!!!」と
部員は言っていた。


そのせいか、精神を病んでいるというか
もう、虚ろな目をしている部員が多かったような気がする。

「ラグビーが大好きだ!!!」とか
彼らの口から聞いた事がない。


でも、良い人ばかりだった。
自分なんて足元にも及ばないほど・・・・

自分なんて、自分のことばかり考えていたよ。



ひどい高校だったけど、今から思えば
あんな苦労の日々も、幸せだったのかもしれないね。


終わってから思い出す、心潤すあの日々。

もったいなかったな・・・と


ラグビーの試合を見るたびに、あの日を想う。



時間よ、戻れ。