この8月から転職して、新しい職場に就職した。

この10年間、ある分野の仕事をしてきて
そこでは「自分の個性」を尊重して
「自分にしかできない仕事」をしてきた。

でも、何だか、自分に疲れてしまった。
やればやるほど、底なしというか、とてつもない疲労感と
徒労感に明け暮れる毎日と思うようになった。

ちょうど台湾から帰ってきて、自分は、ある外国人の経営する会社に
就職し、掛け持ちでもう1つの会社に勤めていた(1日だけ)。
自分の個性と、それらの会社の方針はある程度合っていたので
非常にやりやすかったし、面白かった。

でも、年々、やっぱり、歳を感じる。

個性が時代と合わない、個性が年齢として反映されるような
そんな気がして、前に出るのが恥ずかしくなった。


「もう、自分の時代じゃないな」


時代があったのかどうか定かじゃないけど
衰えというか、下の世代の成長を感じる。
引くべきだな、と思った。

以前、職場で先輩が

「30にもなって、第1線に出るのは間違いだ」

と言って、29歳でコンサルの会社に転職したのを覚えている。

彼も引いたってことだった。


多くの先輩たちが29で、退職して行った・・・。



自分は29を越えてしまったけど
ここで終わりにしようと決心した。


ここで終わりだ。



8月から、新しい世界にいる自分。

どこか後ろ髪を引かれながら、第一歩を踏み出した。


新しい毎日、新しい世界。


また、幸せになれるよう、頑張る。


前を向いて、生きる。


ただそれだけ。