お正月明けに友人から
『三つ編み』
という翻訳小説を
紹介してもらいました。
新聞記事でこの本のことを知り
「お正月に読み終えて爽快感を味わい
私の仕事にも役立つだろう」と
連絡をくれました。
ブログやメルマガ記事から
私の問題意識が伝わっていたようで
本当に嬉しいです。
しかも
優先順位の
気づかい
私のペースで読むように
メッセージも添えられて。
彼女が紹介してくれた小説は
▼ ▼ ▼
主人公は3人の女性。
一人はインド人。
失う物すら無い極貧の生活から
決死の脱出をはかり、
ついに得たい
一人はカナダ人。
絵に描いたようなキャリアを
病で失いますが
それまで捨てていた
一人はイタリア人。
父から受け継ぐはずの家業を失う
覚悟を決めますが
一転、受け継
三人の女性が
不運や試練に見舞われながら
それを乗り越えようと運命と闘い
自由と自立を勝ち取る過程が
描かれた小説で
最後に美しい髪をたどって
物語が交差します。
インドの女性については
とりわけ過酷な状況で
そんな仕事があるのか?と
読みながら心が痛みました。
小説の背景として描かれている
身分制度や伝統的な価値観
効率が優先される社会。
著者の母国フランスでは
「女の生き辛さ」が
わかる小説
として100万部を売り上げ
今では世界32カ国での翻訳が
決定しているそうです。
後書きの解説で
ライターの髙崎順子さんは
世界ジェンダーギャップ指数に触れ
著者や3人の女性の国の2018年の
順位を紹介しています。
フランス 12位
カナダ 16位
イタリア 70位
インド 108位
国によって本当に状況は異なります。
ちなみに
2018年の日本の順位は
110位
物語の中で最も過酷な状況で書かれている
インドの108位より下に位置しています。
(2020年は153カ国中121位)
【内閣府男女共同参画局HP資料から】
各国における男女格差を測る
ジェンダー・ギャップ指数。
この指数は
経済、政治、教育、健康の
4つの分野のデータから作成。
社会的な背景も異なるので
一概に比較はできないけれど…
4つの分野の中で
日本が一番遅れているとされているのが
「政治参画」だそうです。
その順位は
フランス 10位
インド 19位
カナダ 21位
イタリア 38位
日本は 125位
東京五輪・パラリンピック組織委員会の
会長発言は、まさしくこの順位の裏付けを
世界に証明したようなものですね。
日本は『政治参画』の分野で
女性の自由と自立をどう進めていくかが
これからの課題かと…
現政権の女性閣僚は2人ですからね
性差に関係なく
一人一人が伸びやかに生きられ
お互いの違いを尊重できる社会に
したいですね。
ご紹介いただいた本は
私の関心事にぴったりと
あてはまりました。
ありがとうございました。
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最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。(^_^)
今日もいい1日になりますように