おはようございます。
先日、部屋が寒いと思いながら、ソファでうたた寝をしたら、今朝になってノドが痛くて…。
先週から娘が風邪を引いていたんですが、私は大丈夫とタカを括っていました。
やっぱり自分の感覚を大事にしないといけませんね。



やっとシャネル展に行ってきました。
行って良かった^ ^
展示も素敵でしたが、別会場のカール・ラガーフェルドの作ったショートムービーが凄く良かった!






私が欲しかった答えを全部貰えたようでした。
まずね、シャネル役の女優さんがシワだらけなの。
老いを実感した朝だったから、それだけで元気を貰えました。
この女優さん、チャップリンの娘さんで、ジェランディング・チャップリン。




シワだらけの上に、アイラインが滲んでいるのに、画面ではアップばかり。
でもね、存在感が素敵なの。
白のシャネルスーツに、乗馬ブーツを合わせているのも、面白かった。
だって、もうヒールは履けませんもの。



ムービーの中で、アメリカ人の記者がインタビューをするんだけど、歳を取った女性にたいして聞くんですね。
その質問のシャネルの言葉が、
50を過ぎた女性にこそ、エレガンスとスタイルが必要」と。
もうこの言葉に尽きます。



歳を重ねて、大事はのは「エレガンス」
いくらカジュアルがトレンドでも、どこかにエレガンスがないとダメ。



シャネルは、ファッションは、若く見せたり、お金持ちに見せるためのものじゃないと。
ファッションて、もっとスピリチュアルで哲学的なものなんです。
パリの情報会社での打ち合わせ前の雑談は、哲学についてでした。
ここで自分の意見を言えないと、軽く見られてしまいます。



普通の人からしたら、ファッションなんて見かけだけで中身のないもの…のように思われるでしょうが、作っている側は、もっと精神的な事や社会的な視点を重要視していました。



洋服って、立体じゃないですか。
スタイリングは、形、素材、カラーを3次元で考える、とてもロジカルな視点が求められます。
…なんてそんな事を思い出させてくれました。




展覧会は、12月1日まで。
ムービーは、予約なしでも見られます。
とても、お勧めです。