今日の歌舞伎羽子板は下の通り。
かたはずしという、御殿女中特有の髪型や、竹に雪の模様の打ち掛けから、毒饅頭で有名な伽羅先代萩の、「政岡」かと思います。




この演目は、昔、菊五郎さんや玉三郎さん(仁左衛門さんも出ていた😍)で観ました。
昨夜、自宅の本箱で当時のパンフを発見。
歌舞伎に夢中だった頃の、郷愁に浸っています。
あの頃は時間的に自由だったなあ…。
でも今は今。
今の楽しいを探そう。

歌舞伎羽子板の素晴らしさをお伝えしたく、下に普通の押し絵羽子板と並べて見ました。
右が私達の見慣れたもの。
可愛いです。
左側は、いかにも女形の奥女中。
瞳一つとっても深淵で、曰く因縁がありそうですね。


同じようで、全くの別物です。

ところで今夜は中秋の名月。

市場の活け込みに、薄が入れてありました。


薄は大変です。

いくら涼しいところに活けても、切り花にすると直ぐに開き、弱るから辛い。


昨日と今日の為だけに活けられたのに、昨日の朝の段階で、すでに弱り始めていました。




(どうなる事か?)と心配してたら、花屋さんがしっかりチェックに来たようです。
今朝はこんなふうに直してありました。


こんなお花に癒やされ、今日も頑張りました。
成果は又ご紹介しますね。