今朝は地震速報で目が覚めた。

未だに続く地震、能登の皆さんはどれほど不安だろう。

お見舞い申し上げます。


陶器を売る露天仲間は、家が全壊しアパート暮らし。


辛うじて残った窯場で、作品作りを再開し、割れなかった作品を集めて、先月から弘法さんにも出始めた。

「周りを見ると命があっただけ、幸せと思える。

落ち込む時もあるけど、やる気を奮い立たせてるんだ」


北の方では民家近くへの熊の出没。

そしてカラスの襲撃。

今朝はうちあたりも、カラスの鳴き声がけたたましかった。

近くで見るとカラスは大きく、嘴が鋭くて怖い。

関わりたくないよ。


一体どうなってる?

地球や人と動物との秩序が壊れそう。


高校からの友人は、私と違い恵まれた順調な人生だ。

その彼女すら言う。

「この頃先が見えなくて、何か不安だよね。

長生きはしたくない。

南海クラフト地震の前には、あの世に旅立ってたいわ」


所要で寺町通りを四条まで歩く。

すっかり町並みが変わった。

海外の方ターゲットの、新しい店が目立つ。

そんな中で、旧知の古書店が異彩を放っている。


格調を保ちながら、海外の方へのシフトも忘れず、輝いているのだ。

異国への旅の途中で、こんな店にふらりと入り、お気に入りの一冊を求める素敵さ。

今更無理(←何代もが集めた古書籍があって、初めて出来るお店)だけど、こんなお店がしたかったなあ。

密かな目標にしよう。


さて、昨日の小屏風です。
ブロ友さんたちに教えて貰ったように、あの厳かな行列で、輿(?)を担ぐのは、やはり八瀬童子のようだ。

そういう情景をどうして屏風絵に? そしてどんなお家ならこんな小屏風を使う?
自分でも調べ、僧侶の友人とかに聞くが、何も分からない。

ちなみに八瀬童子は喪だけでなく、葵祭で斎王代を乗せた輿も担ぐ。
葵祭もそれぞれの役目を知れば、より深く見れそう。
千年の都のしきたりに、平伏しています。

下の簪は花街の匂いがする。






仲良しの元舞妓さんに聞くつもりでいたら、昨夕来た成り切りさんが、あっさり教えてくれた。


「元禄髪の太夫が挿してますよ」



「流石ね!」
「マニアやし。
本、持ってはるでしょう?」

忘れてたけど、本で確認です。
確かに!
皆さん、凄すぎる。


ところで、この簪のように、島原でよく見かける赤白の市松格子。


島原の生写真(←白黒だから、赤は想像だけど)にもあった。

何か意味やいわれが、あるのだろうか?


今日も新たな謎の沼に放り込まれました。